ディスポーザーの嫌なニオイに悩まされていませんか?
ディスポーザーのニオイの原因は様々で、間違った対策をすると、排水管の故障や、トラブルに繋がるため注意が必要です。
そこでこのページでは、ディスポーザーのニオイの原因とそれぞれの対処方法をご紹介していきます。
このページを読んでいただくことで、ディスポーザーの臭いが改善し、より快適に過ごすことができるでしょう。
1. 10秒でできる!ディスポーザーのニオイ対策
ディスポーザーのニオイの原因として最も多いのは、ディスポーザー内部から排水管にかけての汚れやヌメリです。
そこで、臭いの原因となる汚れやヌメリを、たった10秒で解決できるオススメ商品を2点をご紹介します。
ディスポーザーには塩素や強いアルカリ性の洗剤が使えないため、使用可能なものかつ週1回のお手入れで大丈夫な手軽なものを選んでいます。
- 「バイオサイクル ディスポザー用」・・・費用を抑えたい人におすすめ
- 「ディスポーザークリーナーGDC-1」・・・消臭剤のニオイが苦手な人におすすめ
1-1. バイオサイクル ディスポザー用:費用を抑えたい人
引用:Amazon
- 価格:1,150円
- 内容量:300ml
- 使用回数:約5回分
- 成分:微生物、界面活性剤、消臭剤、香料
- 香り:グレープフルーツの香り
- 液性:中性
- 販売元:トキハ産業株式会社
ディスポーザー専用のバイオクリーナーです。植物性の界面活性剤と消臭剤がプラスされ、バクテリアと相乗効果を発揮します。
価格も安いので費用を抑えたい人には、こちらがオススメです。
商品購入はこちら → https://www.amazon.co.jp/dp/B079945HKJ/
使用方法
効果を発揮できるよう使用方法を守りましょう。
汚れや悪臭がひどい場合、数日続けで使用すると効果的です。また、使用後に放置する必要があるので寝る前や外出前がオススメです。
バクテリアが死滅するため、強酸性や強アルカリ性の洗剤との併用は避けましょう。
- よく振る
- 60mlを排水口に注ぐ
- ディスポーザーを5秒間作動
- 6~8時間は排水管の使用を控える
- ①~④を週1回くり返す
1-2. ディスポーザークリーナーGDC-1:消臭剤のニオイが苦手な人
引用:Amazon
- 価格:2,100円
- 内容量:946ml
- 使用回数:約8回分
- 成分:バクテリア、水、界面活性剤、キレート剤、その他
- 香り:無香
- 液性:中性
- 販売元:株式会社エムアイオージャパン
無着色、無香料で、塩素や酸を一切使用していないため、ディスポーザー、排水管、浄化槽などを傷めず安心して使用できます。
消臭剤のニオイが苦手な人には、こちらがオススメです。
商品購入はこちら → https://www.amazon.co.jp/dp/B01B8P9QUK
使用方法
汚れやニオイの原因である有機物を分解する能力が高く、国内の専門機関で安全性と有効性が確認済みのバクテリアが配合されています。
汚れや悪臭がひどい場合、洗剤を2倍にすると効果的です。また、使用後に放置する必要があるので寝る前や外出前がオススメです。
バクテリアが死滅するため、強酸性や強アルカリ性の洗剤との併用は避けましょう。
- よく振る
- 120mlを排水口に注ぐ
- ディスポーザーを5秒間作動
- 6~8時間は排水管の使用を控える
- ①~④を週1回くり返す
2. 自分で対処できるディスポーザーのニオイの4つの原因
ここまで、ディスポーザー用のバイオ洗剤で簡単にできるニオイ対策をご紹介しましたが、そもそもニオイの原因を理解しておかないと、臭いが再発生してしまいます。
そこで、この章では自分で対処できるディスポーザーのニオイ4つの原因と、それぞれの対処方法を詳しく説明していきます。
2-1. 生ゴミ粉砕室の汚れ・ヌメリ
ディスポーザー内部の生ゴミ粉砕室に、生ゴミのカスが残っていたり、ヌメリが原因でニオイが発生している場合の対処方法です。
そんなディスポーザーの生ゴミ粉砕室を簡単に掃除できる方法をご紹介します。
- 氷を使った掃除方法
- 重曹を使った掃除方法
- こびりついた汚れの掃除方法
- ミカンを使ったニオイ対策
氷を使った掃除方法
この方法は、他の掃除方法を実施する前にも行う基本的な方法でとっても便利です。
また、週1回のお手入れが目安なので、曜日を決めて定期的に行いましょう。
<使用するもの>
・氷:10個程度
・食器用洗剤:数滴
<掃除方法>
1. 掃除を始める前にディスポーザーの中を空にする。
2. ディスポーザーに氷を10固程度入れる。
3. 食器用洗剤を数滴たらす。
4. ディスポーザーを作動させる。
重曹を使った掃除方法
この方法は、月1回程度を目安に行いましょう。氷を使った掃除方法でヌメリが取れない時に行います。
<使用するもの>
・重曹:大さじ4~5杯程度
・ぬるま湯:適量
<掃除方法>
1. シンクにフタをして、ぬるま湯をためる。
2. 重曹を大さじ4~5杯ほど入れ、かき混ぜて溶かす。
3. 30分ほど放置する。
4. ディスポーザーのスイッチを入れながら流す。
こびりついた汚れの掃除方法
ディスポーザーの内部に汚れがこびりついている場合は、酵素洗剤を使用します。酵素洗剤は、一般的なホームセンターやネットショップで購入できます。
<使用するもの>
・酵素洗剤:適量
・ブラシ(掃除用ブラシ、歯ブラシ、刷毛など)
<掃除方法>
1. まず「氷を使った掃除方法」を行う。
2. 酵素洗剤をブラシで塗り込む。
3. 時間を置く。
寝る前に酵素洗剤を塗り込んでおけば、翌朝には通常通り使用できるのでオススメです。
ディスポーザーの内部のヌメリや汚れをブラシで落としたい場合は、歯ブラシや刷毛、排水溝用のブラシなどがオススメです。
100円ショップでも購入できますが、質や耐久性などを考慮して選ぶようにしましょう。
ミカンを使ったニオイ対策
ディスポーザーは、掃除をしても臭いが残ってしまうことがあります。そんな時に便利なニオイ対策の方法です。
<使用するもの>
・ミカンの皮:2~3切れ(レモンやオレンジなどの柑橘系ならOK)
・重曹:大さじ1杯程度(なくてもOK)
<掃除方法>
1. まず「氷を使った掃除方法」を行う。
2. ミカンの皮と重曹を入れてディスポーザーを作動させる。
重曹がない場合、ミカンなど柑橘系の果物の皮だけでも大丈夫です。重曹も一緒に使用すると、シュワシュワと泡が発生して、細かな泡で汚れを浮かし落としてくれます。
2-2. 排水管の汚れ・詰まり
ディスポーザーは使い続けていると、細かい生ゴミが排水管に少しずつたまって臭いや詰まりの原因になります。
また、配管の中で冷えて固まった油がこびりつき、そこに生ゴミが引っかかってしまい臭いや詰まりの原因となる場合も。
そこで、排水管に溜まった生ゴミや油を取り除く方法をご紹介します。
<使用するもの>
・60℃くらいのお湯(できれば8L~10Lほど)
<掃除方法>
1. 掃除を始める前にディスポーザーの中を空にする。
2. 60℃くらいのお湯を流す。
3. 1時間ほど時間をあけて水の流れを確認する。
※熱湯だと排水管が変形してしまう恐れがありますので、温度には注意しましょう。
2-3. オーバーフロー(水あふれ防止穴)からの臭い
引用;https://tokinikki.hatenablog.com/entry/over_flow
オーバーフロー(水あふれ防止穴)のついたシンクは多くないですが、シンクに溜まった水があふれ出さないように開けられている穴のことです。
オーバーフローは、水が流れることがあまりないため、オーバーフロー内の配管に入り込んだ生ゴミが腐敗しニオイを発生させている可能性があります。
オーバーフローに勢いよく水を流し込むことで解決する可能性があるので試してみましょう。
2-4. シンク下の壁に染みついた臭い
まれなケースですが、シンク下の収納スペースの壁にニオイが染みついて、ニオイの発生源となっている可能性があります。
この壁に染みついたニオイには、塩素系漂白剤が効果的です。漂白剤を壁にスプレーして、雑巾で拭き掃除をしましょう。
シンク下の壁掃除にオススメの業務用 塩素系漂白剤
●キッチン泡ハイター1000ml(花王プロフェッショナルシリーズ)
引用:Amazon
- 価格:677円
- 容量:1000ml
- 成分:次亜塩素酸ナトリウム(塩素系)、界面活性剤(アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム)、水酸化ナトリウム
- 用途:厨房用品の除菌・漂白・消臭まな板、包丁(ステンレス製)、ボール、ざる、排水口のごみ受け、容器(プラスチック、ステンレス製)、食器(湯飲み、グラス)、シンク
3. 業者対応が必要なディスポーザーのニオイ2つの原因
1章もしくは2章の対処方法を実施してニオイがなくなれば、この章の内容は対応不要です。ですが、ニオイが続く場合は下記のような原因が考えられます。
ディスポーザーや排水管の構造にニオイの原因があるので、自分での対応は難しいため、業者に依頼する必要があります。
3-1. トラップが機能していない
引用:有益と無益のあいだで
排水溝には、下水のニオイの逆流を防ぐために上図のようなトラップが設置されています。他にも何種類かありますが、上図の2つが主なものです。
トラップには、常に水が溜まっていて、臭いを止めてくれる仕組みになっていますので、下記2点を確認しましょう。
- 排水管にトラップが設置してあるか
- トラップに水が溜まっているか
排水管にトラップが設置されていない場合は、業者に配管の変更を依頼しましょう。
トラップに水が溜まっていない場合は、水を少し流して溜めてみましょう。水を流しても溜まらない場合は自分では直せないので、業者に依頼した方が良いです。
①排水管にトラップが設置してあるか
まず、ディスポーザーに繋がっている排水管にS型トラップか、わんトラップが設置してあるかを確認しましょう。
トラップがない場合は、業者に依頼してトラップを設置してもらいましょう。
引用:水道コンシェルジュ
上図のようにジャバラホースが使われている場合、トラップがないため、ニオイが上がってきてしまいます。
また、設置してから数年は問題ないですが、経年劣化によってジャバラホースそのものから臭いが発生してしまったり、配管が詰まるトラブルも起こりやすいため、業者に依頼して塩ビ管へ変更がおすすめです。
②トラップに水が溜まっているか
排水管にトラップが設置してあるにもかかわらず、ニオイが上がってきている場合は、トラップに水が溜まっていない可能性があります。
トラップの種類に応じて、下記の対応をしましょう。
- S型トラップ:排水管内の空気圧の変化などによってトラップに水がなくなることがあります。水を少し流すことで解決します。
- わんトラップ:椀が破損していないか、椀がずれて水が溜まらない状態になっていないかを確認しましょう。
それぞれの対応をしても水が溜まらない場合は、業者に確認を依頼しましょう。
3-2. ディスポーザーの防振ゴム(クッションゴム)の汚れ
上の動画の1分30秒から、防振ゴム(クションゴム)が臭いの原因となる理由を説明しています。
シンク下の収納を開けるとニオイがする場合、配管に問題がないなら、防振ゴム(クッションゴム)部分が原因の可能性が高いです。
ディスポーザーの構造上、防振ゴムの隙間に生ゴミが溜まってしまい、生ゴミが腐敗することで臭いが発生します。
防振ゴムを交換するとで解決できますので、業者に依頼しましょう。
3-3. 【参考】業者に依頼が必要な場合
ディスポーザーを設置しているなら、管理業者が定期的にメンテナンスを行っているはずですので、その際に、対応可能かどうかを確認すると良いでしょう。
もし、メンテナンス業者では対応ができない場合は、下記で紹介しているディスポーザー専門業者に相談してみましょう。
業者名 | 対応地域 | 特徴 |
e-disposer.com | 全国 | ・出張費込の全国統一価格なので安心 ・土日祝も対応 ・修理、交換、メンテナンスに対応 |
ディスポーザージャパン | 東京・神奈川・埼玉・千葉・茨城 | ・修理、交換、メンテナンスに対応 ・電話での相談・サポート無料 ・アフターサービスが充実 |
日本エコス | 全国 | ・修理、交換、メンテナンスに対応 ・家庭用・業務用ともに対応 ・7万世帯以上の管理、納入実績 |
ディスポーザーKGS | 東京・神奈川・埼玉・千葉 | ・土日祝も対応 ・修理、交換、メンテナンスに対応 ・本体を購入して自分で交換も可能 |
メーカー・機種に関わらず、全国のディスポーザーの修理・メンテナンスに対応している「e-disposer.com」がオススメです。
e-disposer.com
【費用】修理・メンテナンス費用は一律13,200円~(税込)
【問い合わせ方法】電話(0120-938-753)、メール
【受付時間】平日・土曜 9:00~19:00日曜・祝日 9:00~17:00
【対応地域】全国
【交換対象メーカー】全メーカー・機種に対応
問い合わせはこちら→https://www.e-disposer.com/html/
最終手段
どうしてもニオイが改善せず、ニオイが気になる場合は、ディスポーザーを取り外すことも可能です。詳しく知りたい人は、下記の記事で解説していますので、参考にしてみてください。
4. さいごに
このページでは、ディスポーザーのニオイの原因とそれぞれの対処方法をご紹介しました。
ディスポーザーのニオイ対策は、「バイオサイクル ディスポザー用」か「ディスポーザークリーナー GDC-1」を使用すると、手間がかからず効果的です。
臭いを発生させないためには、日頃からこまめに掃除をしておくことが大切です。おすすめは週1回、曜日を決めて「氷を使った掃除方法」です。
ディスポーザーは日々の家事を楽にしてくれる便利なものなので、不快なニオイを解消して、快適なキッチンライフを取り戻しましょう。