[口コミ・体験談でわかる]島産業パリパリキューブライトの完全ガイド

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島産業のパリパリキューブライトがどのような商品で、どんな使用感なのか実際に使った感想が気になりますよね。

個人的にパリパリキューブライトはあまりおすすめしていませんが、価格が安いものから生ごみのない生活を試してみたいという人にはおすすめできます。

このページでは、生ゴミ処理機マニアの筆者が「パリパリキューブライト」を実際に使ってみた感想を交えながら、以下の流れで紹介したいと思います。

  1. 体験してわかった!パリパリキューブライトの7つのデメリット
  2. 体験してわかった!パリパリキューブライトの3つのメリット
  3. 筆者が実際に使ってどうしても許せなかった3つのこと
  4. 生ゴミ処理機選びで後悔しない2つのステップ
  5. 公式HPよりも詳しい島産業パリパリキューブライトのスペックと実験まとめ

このページを読んでいただくことで、生ごみ処理機を買ってから後悔するようなことはなくなるでしょう。

1. パリパリキューブライトの7つのデメリット

パリパリキューブは島産業が出している商品で、型が異なる2種類があります。

  • パリパリキューブライト
  • パリパリキューブ(製造中止)

このページでは容量が小さい方のパリパリキューブライトについて解説していきます。

本章ではパリパリキューブライトをおすすめしない7つ理由について、実際にパリパリキューブライトのユーザーの声や筆者が使ってみて感じたことも含めながら紹介していきます。

  1. 電気代が高い
  2. 臭いが漏れ出る
  3. 手間がかかる
  4. 乾燥が不十分な場合がある
  5. 音が出る
  6. 時間がかかる
  7. 脱臭フィルターの交換が必要

ただし、現在ではパリパリキューブと同じように温風式の処理方式の生ごみ処理機もありますが、同じ温風処理タイプのものの中では、パリパリキューブが長く経営されており、価格も安いのでおすすめです。

① 電気代が高め

口コミ・評判

筆者の感想
評価:★★★☆☆3
都度生ゴミを処理しようと思うと、朝、昼、夜と3回使用する必要があります。処理時間は他の商品に比べて長いため、電気代は少し高めになるかもしれませんね。

乾燥型の生ゴミ処理機の電気代はおよそ月に1000円ほどと言われており、パリパリキューブも同様です。

水分が多い場合は処理時間も伸びるので、電気代も多くかかってしまいます。料理を多くするご家庭で、都度処理したい人は、1000円以上はかかることを想定したほうがよいでしょう。

パリパリキューブライト

(乾燥型)

パリパリキューブ

(乾燥型)

生ごみリサイクラー

(乾燥型)

ナクスル(ハイブリッ

ド型)

バイオクリーン

(バイオ型)

電気代/月 約¥1,000~  約¥1,000~  約¥1,000~  約¥700 約¥1,000~

② 臭いが出る

口コミ・評判

筆者の感想
評価:★★☆☆☆2
臭いに関してはあまり良い評価はありません。臭いが少し漏れ出てきます。魚をよく食べるので、特に臭いの出やすい生ゴミは、温められリビングまで漂ってきます。臭いに敏感ではない人は気にならないレベルです。

処理中の臭いが気にならない人もいるとは思いますが、生ゴミの臭いが温められて漏れ出てきます。

出てすぐの生ゴミを処理した場合は、魚を焼いた後のような臭いがします。すでに臭いが出ているような生ゴミはパリパリキューブでは処理しないことをおすすめします。

下記の表は実際に筆者が全ての生ごみ処理機を使って、臭いの強さを評価しました。

パリパリキューブライト
(乾燥型)
パリパリキューブ
(乾燥型)
生ごみリサイクラー
(乾燥型)
ナクスル
(ハイブリッド型)
バイオクリーン
(バイオ型)
処理中に漏れ出る臭い 生ゴミが温まった臭い 生ゴミが温まった臭い  少し  なし 発酵臭少し
処理物の臭い 生ゴミが温まった臭い 生ゴミが温まった臭い  食べ物が焦げた臭い  なし 発酵臭少し
処理後に機械を開けた時の臭い 独特の臭い 独特の臭い 食べ物が焦げた臭い  発酵臭少し 発酵臭

③ 手間がかかる

口コミ・評判

筆者の感想
評価:★☆☆☆☆1
手間に関しては、生ごみ処理機の中でもっとも面倒な商品です。時間をセットして、もし処理できていなかった場合には、すごい臭いが出るので、処理が終わったら処理が終わったことを確認しないといけません。
また、処理した後に容器を洗わないとカビがはえるので、毎回洗わないといけません。

とにかく安くて、面倒でも生ゴミの臭いを改善したい人には良いですが、他の商品と比べると手間は多いです。また、処理したゴミを捨てる必要があります。

処理しても食べ物であることは代わりないので、キチンとゴミ袋の口を縛ったりなど、完全に生ゴミから解放されるわけではありません。

「台所の仕事を減らしたい」という方は他のものを買った方がいいでしょう。

  パリパリキューブライト
(乾燥型)
パリパリキューブ
(乾燥型)
 生ごみリサイクラー
(乾燥型)
ナクスル
(ハイブリッ
ド型)
バイオクリーン
(バイオ型)
     
手間
  • 都度のゴミ捨て
  • 都度容器を洗う
  • 処理完了の確認
  • 設定ボタンを押す
  • 脱臭フィルターの交換
  • 都度のゴミ捨て
  • 都度容器を洗う
  • 処理完了の確認
  • 設定ボタンを押す
  • 脱臭フィルターの交換
  • 1週間〜2週間に一度のゴミの取り出し
  • 設定ボタンを押す
  • 半年〜1年に一度のゴミの取り出し
  • 屋外まで運ぶ必要あり
  • 半年〜1年に一度のゴミの取り出し

④ 時間がかかる

口コミ・評判

筆者の感想
評価:★★★☆☆3
処理に時間がかかりすぎるため。使う時間が遅くなってしまうと、朝処理が終わっていないことがあります。

投入する生ゴミの量や水分量にもよりますが、6〜9時間を超えることもあります。

この処理時間に煩わしいと感じる人もいらっしゃるようですね。他の商品だと、3時間程度で処理が完了するものもありますし、入れたらそのままで良いものもあるので、処理時間には注意して使用する必要がありそうです。

⑤ 乾燥が不十分

口コミ・評判

筆者の感想
評価:★★★☆☆3
量が多いときや、処理時間が短い時は乾燥が不十分な時があります。よほど少量でない時以外は、なるべく多めモードでの処理がおすすめです。

パリパリキューブライトは温風を長時間あてることで乾燥処理していますが、プラスチック容器でも耐えられる程度の熱しか加えていないので、水分量が多いとどうしても乾燥が不十分になってしまいます。

下記の写真はニシンの煮付けとバナナです。底の方にあったこともありますが、水分が随分と残っています。触ると、パリッとというよりは、ネトっとしている感じです。

⑥ 音が出る

口コミ・評判

筆者の感想
評価:★★★☆☆3
キッチンとリビングが扉で仕切られていたり、日頃からテレビや音楽を流しているご家庭では、気にならないかもしれませんが、音のない生活をしている人は、音が少し気になってしまう可能性があります。

生ゴミ処理機も家電製品なので、どうしても使用中には音が出てしまいます。

キッチンの扉を閉められるお宅では気にならないと思いますが、処理時間も長いので、音が気になる方も多いようです。

筆者が生ごみ処理機の音を比較した結果、音の大きさを表に示しました。

パリパリキューブ
(乾燥型)
パリパリキューブライト
(乾燥型)
 生ごみリサイクラー
(乾燥型)
ナクスル
(ハイブリッ型)
 バイオクリーン
(バイオ型)
 
少し気になる 気になる 気になる ほとんどしない ほとんどしない

⑦ 脱臭フィルターの交換が必要

口コミ・評判

筆者の感想
評価:★★★★☆4
使用後に生ゴミがパリパリになるのにはいつも感動するのですが。少し気になるのが脱臭フィルターの交換が必要です。取り替えは簡単ですが、4ヶ月から半年に1回となると少し億劫ですね。

パリパリキューブライトは脱臭フィルターの交換が必要です。フィルターの交換は手軽にできますが、1つ3,000円程度の費用がかかります。

脱臭フィルターの交換目安期間は4ヶ月から6ヶ月と記載されていますが、頻度にもよるので半年を過ぎても使えるという声もあります。

2. パリパリキューブライトの3つメリット

ここまでは、パリパリキューブライトのデメリットについて紹介してきましたが、もちろん下記のような3つのメリットがあります。

  • 価格が安い
  • 小さくて軽い
  • 生ゴミ以外が混入しても大丈夫

それぞれ、具体的に紹介していきましょう。

① 価格が安い

今、出回っている生ごみ処理機の価格帯としては、2万円〜10数万円です。

パリパリキューブライトはその中では圧倒的に安いので、とにかく安いものから試してみたいという人にはおすすめです。

②小さくて軽い

パリパリキューブライトは、サイズがとても小さくて軽いので、炊飯器が置ければ、パリパリキューブも置くことができるでしょう。

また軽いので、女性でも子供でも持ち運びがラクです。

③生ゴミ以外が混入しても大丈夫

温風を当てて乾燥させるというシンプルな構造なので、爪楊枝、金属類、ビニールなどが混入しても問題ありません。

他の生ごみ処理機であれば、貝殻や骨、生ゴミ以外のものは混入できません。

他の生ごみ処理機も少量であれば問題ありませんが、「異物が混入しても大丈夫」と記載があるのはパリパリキューブだけです。

3. 筆者が実際に使ってどうしても許せなかった3つのこと

実際にパリパリキューブライトを使ってみて感じたメリット、デメリットについて紹介してきました。

デメリットと少し重複する内容になりますが、筆者がどうしても許せなかった点が3つあります。

  1. 洗い物が面倒
  2. 臭いが漏れ出る
  3. 三角コーナーとして使えない

以上の点について、詳しく解説します。

① 洗い物が面倒

パリパリキューブは使い終わったら洗わなければ臭くなるので、毎日洗っていたので面倒でした。

パリパリキューブライトはどのような手間がかかるのか、実際に使った様子を見ていきましょう。

三角コーナーに溜まった生ゴミを取り出して、処理機にセットし電源を入れ。多めモードに設定します。

少しでも触れると崩れるほどパリパリにはなりますが、底の方にあるものは水分が飛びきっていない状態になります。

汁気が少しでも残っていると上記の写真のように汁が垂れて、こべりついていました。

少しでも水分がある生ゴミを処理した場合、毎回容器を洗う手間が出てしまいます。

普段は白いバスケットを三角コーナー代わりに使えますが、処理時間が長いため、都度処理したい人は、三角コーナーを別途用意する必要がありそうです。

② 臭いが漏れ出る

パリパリキューブライトは、脱臭フィルターが中に入っており臭いが出るのを防いでいます。

しかし、実際に使っていると臭いが漏れ出てきました。脱臭フィルターが機能しているか確かめるため取り出して、チェックしてみました。

脱臭フィルターそのものは問題なさそうでしたが、角度を変えながら観察していると、臭いが漏れ出る理由がわかりました。

外気取入れ口は処理容器と直接つながっており、脱臭フィルターを介していません。そのため、外気を取り入れるはずの「外気取入れ口」から、臭いが出ています。

③ 三角コーナーとしては使えない

パリパリキューブライトを使ってみて、わざわざ三角コーナーにある生ゴミを取り出して、電気代と時間をかけることは納得がいきませんでした。

わざわざ処理して、その度にその容器を洗う手間を考えれば、三角コーナーの生ゴミを新聞紙で包んだり、ビニール袋に入れて縛って捨てた方が楽です。

説明書には三角コーナーとして使えると記載がありますが、大きすぎてじゃまです。他のものを用意した方がいいでしょう。

4. 生ごみ処理機選びで後悔しないための2つのステップ

現在、国内で販売されている生ゴミ処理機を比較した結果、値段相応というのが筆者の感想です。

生ゴミ処理機を選ぶポイントは主に下記の3つです。

  • 臭い
  • 手間

それぞれのポイントについて6つの商品を「おすすめランキング」にしました。

ナクスル以外を選ぶなら、下記のおすすめの生ゴミ処理機ランキングを参考にしながら、上から順番に検討するといいでしょう。

基本的には、1位、2位のナクスルと、生ゴミリサイクラーのどちらかしかおすすめできません。

商品 詳細 ニオイ 手間
おすすめNo1
ナクスル
価格:¥127,600
方式:ハイブリッド式
サイズ:38*43*58cm
容量:1~1.5kg/1日
電力:60W
音:30db
[Amazon] [公式ページ]
生ゴミリサイクラー
おすすめNo2
価格:¥69,084
方式:乾燥式
サイズ:26.8*36.5*55cm
最大容量:2kg/1回
電力:800W
音:44db
[Amazon][楽天][Yahoo]
バイオクリーン

おすすめNo3
価格:¥97,000
方式:バイオ式
サイズ:40*40*78cm
容量:2kg/1日
電力:170W
音:36db
[Amazon][楽天][yahoo]
パリパリキューブ
ライト
おすすめNo4
価格:¥18,800
方式:乾燥式
サイズ:21.5*21.5*28.3cm
容量:700g/1回
電力:150W
音:36db
[Amazon][楽天][Yahoo]
×
エコクリーン
価格:¥19,800
方式:コンポスト
サイズ:42.8*28.3*41.8cm
容量:700g/1日
電力:無し(手動)
[Amazon][楽天][yahoo]
×
×
エアドライ
価格:¥9,000
方式:乾燥式
サイズ:直径28.7*43.7cm
容量:2.4kg/1日
電力:30W
[Amazon][楽天]
× ×

筆者の経験から生ごみ処理機は、絶対に妥協して買わない方がいいと思っています。しっかりと納得して買いましょう。

上位4つの生ごみ処理機について、どういう人におすすめなのか紹介していきます。

特におすすめの、ナクスルと生ゴミリサイクラーについて、もう少し詳しく紹介します。

1位 生ごみ処理機を快適に使うならナクスル

  • 処理方式:ハイブリッド式(電動タイプ)
  • 価格:¥127,600
  • 処理容量:1kg~1.5kg/1日
  • サイズ:幅380×奥行43×高さ58cm
  • 電力:60W
  • 設置場所:室内用 (屋外も可)

ナクスル」は、価格は高めですが、室内用でニオイも出ず手間がかからないので、快適に使いたい人におすすめの商品です。

中身が増えないので、ゴミを取り出す必要はありません。初期コストは高いですが、電気代が安いので、乾燥式と長期的には大差がなくなります。

サイズは少し大きいですが、ニオイや面倒なことがない点を踏まえてもナクスルがおすすめです。

購入はこちら→[Amazon] [公式ページ]

2位 生ゴミリサイクラー

  • 価格:¥69,084
  • 方式:乾燥式
  • サイズ:26.8*36.5*55cm
  • 最大容量:2kg/1回
  • 電力:800W
  • 音:44db

生ゴミリサイクラー』は、熱を加えて生ゴミを炭のような状態にする生ごみ処理機です。室内で使用することができます。

焦げ臭いような独特のニオイがする点がデメリットです。1~2週間ゴミを貯めて溜まったら取り出します。炊飯器のように、生ゴミをセットして、量に応じてモードを選択して使用します。

「ニオイや音が気になる」という口コミはありますが、値段もそこそこなので、ニオイや音に敏感でない人は生ゴミリサイクラーを選ぶと良いでしょう。

購入はこちら → [Amazon] [楽天]

参考:助成金を使えば商品代金が高いほどお得

全国で1741自治体がありますが、約60%の1051の自治体で生ごみ処理機の購入に対して助成金を支給しています。

さらに、その中の約90%の自治体で20,000円〜75,000円の助成金を支給しています下記に助成金を支給している自治体をいくつか例に挙げました。

助成金上限金額 全国自治体から抜粋

地域 助成金上限金額
奈良県生駒市 75,000円
東京都府中市 50,000円
神奈川県鎌倉市 40,000円
京都府京都市 35,000円
東京都千代田区 30,000円
沖縄県那覇市 30,000円
北海道札幌市 20,000円
香川県高松市 20,000円
愛知県名古屋市 8,000円
大阪府大阪市 なし

上記の表のように助成金額の上限が決められている地域が多く、最大で商品代金の半分までを助成すると決められているところが多いです。

実は生ゴミ処理機は価格と品質が比例している傾向にあり、生ゴミ処理機の価格が高ければ高いほど品質の良いものをお得に手に入れることができます。

下記に商品代金別に助成金額を比較しました。

商品の価格別助成金額の比較

東京都府中市のケース (購入金額の1/2の金額 上限金額50,000円)

  • 25,000円の生ごみ処理機・・・12,500円の助成金
  • 50,000円の生ごみ処理機・・・25,000円の助成金
  • 100,000円の生ごみ処理機・・・50,000円の助成金

このように商品価格が高ければ高いほど、もらえる助成金は多くなります。

生ゴミ処理機は長く使うものなので、良いものを買って快適に長く使う方が断然お得です。

助成金の調べ方

助成金の情報はインターネットで検索するとすぐに調べることができます。

助成金の上限や、受給条件など、自治体によって異なります。

「生ごみ処理機 自治体名」で検索すると、助成金を出している地域ではほとんどの場合、自治体の電話番号や助成金の金額などの記載があります。購入を検討している方は詳細を自治体のHPなどをチェックしてみてください。

5. 公式HPよりも詳しい島産業パリパリキューブライトのスペックと実験まとめ

本章ではパリパリキューブライトの詳細のスペックや生ごみ処理機としての機能、実験した結果を詳しくまとめました。

5-1. 公式HPよりも詳しいパリパリキューブライトまとめ

パリパリキューブライトの詳細のスペックや特徴についてまとめました。

  パリパリキューブライト
メーカー 島産業
分解方式 乾燥型
本体価格 ¥23,000程度(価格.com)
月の電気代 ¥1000/月
色のバリエーション ブルーストライプ・トリコロール
最大処理容量 700kg/1回(9時間)
処理時間 6〜9時間
処理後にどれくらい減るか 80%
脱臭機能 脱臭フィルター
臭い 処理中に臭いが漏れ出てきます。
公式には 36dbとありますが、炊飯器と同じ程度の音がずっとしています。
重さ 2.1kg
大きさ(mm) 幅215×高さ283
入れてはいけないもの アルコール類、小麦粉などの粉物、火薬、薬品類、マッチライター
処理後はどうなる? 熱風を当てて水分を飛ばし、容量が減る

(ドライフラワーのようなイメージ)

処理後は可燃ゴミになる? 可燃ゴミになる
堆肥になる? 水分を飛ばしただけに過ぎず堆肥にならない

(土に長期間埋めることで堆肥になる)

普段の手間は? 処理後のゴミは都度可燃ゴミにとして取り出し、容器を洗う必要があります。
メリット 軽い/臭いが漏れにくい/価格が安い/異物が混入しても大丈夫
デメリット  電気代が高い/臭いが出る/手間がかかる/乾燥が不十分な場合がある/音が出る/時間がかかる/脱臭フィルターの交換が必要

5-2. パリパリキューブライト実験まとめ

「パリパリキューブライト」は生ゴミ処理中にどれくらい臭いが漏れ出ているかを調べるために実験を行いました。

臭いの強弱を数値化して臭いの強弱を調べることができる「臭いセンサー」という機械を使って、生ゴミのニオイの変化と室内の臭いの変化を計測しています。

臭いセンサーでは臭いの種類や、ヒトが感じる嫌な臭いなのか、良い臭いなのか別ですが、空気以外のニオイの量を計っていると考えていただければと思います。

【生ゴミの準備】

生ゴミに見立てた食材を500g準備生ゴミの代わりに「もやし・しめじ・ニシンの煮付け・キャベツ・バナナ・イカの塩辛」の6種類(以後生ゴミと呼びます)を500g用意しました。

【臭いの計測】

下記のそれぞれのタイミングで臭いの数値を測定しました。

  • 生ゴミの臭い
  • 室内の臭い
  • パリパリキューブライトの蓋を開けて生ゴミを投入した時の臭い
  • 蓋を閉めてから1時間後、2時間後、3時間後、6時間後、処理完了後1時間後、2時間後、3時間後のそれぞれの臭い
  • 処理終了直後の生ゴミの臭い
  • 24時間後パリパリキューブライトの蓋を開けた時の臭い

【結果】

計測した結果が下記のグラフです。

計測した結果わかったことは下記の3つです。

  • 生ゴミの臭いの数値が「112→238→77」と大きく変化 →温風を当てたことにより臭いが広がった
  • 処理開始後に臭いの数値が大きく上昇→運転中は熱により臭いが増し、臭いが漏れ出てくる
  • 処理終了後に緩やかに数値が低下→処理が終われば臭いは漏れ出て来ない

室内の基準数値は40程度に対して、室内の数値を大きく超えており、処理時に臭いが広がる、漏れ出ているといえるでしょう

「生ゴミの臭いの数値」は処理後下がっているが、77と室内の基準数値は40を超えており、臭いを発していることがわかります。ちなみに3日後に計測すると240程度の値に上昇していました。水分が完全に取り除かれておらず、腐敗が進行したと考えられます。

ちなみに、パリパリキューブライトは水分が残ってしまうことが多く、少しでも水分を含んだ状態で放置しておくと臭いがきつくなるので、多めモードで処理をするか、処理が終わったらすぐに捨てる方がよいでしょう。

5-3.”パリパリキューブの堆肥利用について

パリパリキューブで処理した生ゴミは、乾燥されて水分が抜けた状態であるため、堆肥として使用するためには、水分を吸収し微生物が分解してからでない堆肥としては利用できません。

具体的に下記の手順で使用できます。

  1. パリパリになった処理後の生ゴミを細かく砕きます
  2. 全体的によく混ぜます
  3. 表層に土をかぶせます

1. パリパリになった処理後の生ゴミを細かく砕きます

引用:http://www.parisparis.jp/fertilizer/

処理後の生ゴミを貯めており、細かく砕き、土12Lに対して、約200mlの紙コップ8杯分の比率で用意します。

2. 全体的によく混ぜます

引用:http://www.parisparis.jp/fertilizer/

週に1度空気を含ませるように土をかき混ぜます。

湿る程度に水を加え、夏は1~4週間、冬は1〜3ヶ月程度、ねかせて熟成させます。

3. 表層に土を被せます

引用:http://www.parisparis.jp/fertilizer/

土を熟成させたら、その上に2~3cm程度覆土し、苗や種をまきます。

直接、熟成させた土に根や種が触れないように注意し、水をやって完了です。

6. さいごに

ここまで島産業の生ゴミ処理機「パリパリキューブライト」のメリット、デメリットや使用感などを、その他の生ゴミ処理機も交えながらお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?

もしパリパリキューブライトは、小さくて安いので、どうしても生ゴミを減量化したくて、どうしても安いものがいい人にはおすすめです。

パリパリキューブライト[Amazon][楽天][Yahoo]

デメリットも把握した上で、じっくりと検討して、あなたのニーズに合った生ゴミ処理機選んでいただければと思います。

あなたの生活が少しでも快適になることを心から願っています。

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