ディスポーザーのお掃除方法の完全ガイド|5分でできる簡単お手入れ

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生ゴミを手軽に処理できる便利なディスポーザーですが、どうやって掃除したらいいのか分からず困ってしまいますよね。

ディスポーザー内部(粉砕室)の汚れやヌメリを放置しておくと、臭いや詰まりの原因になってしまうので、こまめに掃除することが大切です。

このページでは、ディスポーザーを簡単に掃除する方法と掃除する際の注意点をご紹介していきます。

  1. 5分でできる!ディスポーザーの掃除方法完全ガイド
  2. ディスポーザーの掃除で最もおすすめのニオイ対策
  3. ディスポーザーを掃除する際の注意点
  4. ディスポーザーに流してはいけないもの

このページを読んで頂くことで、ディスポーザーの掃除の方法がわかるので、日々の暮らしがグッと快適になるでしょう。

1.5分でできる!ディスポーザーの掃除方法完全ガイド

それでは、さっそくディスポーザーの掃除方法について、ディスポーザーの部分別にご紹介していきます。

全てやっても5分でできる簡単な方法なので、是非1週間に1度、月に1度と決めて、お掃除の時間をとってみましょう。

  1. ディスポーザーの投入口を掃除する方法
  2. ディスポーザーの内部を掃除する方法
  3. ディスポーザーの排水管を掃除する方法
  4. ディスポーザーの本体を掃除する方法

1-1.ディスポーザーの投入口を掃除する方法

ディスポーザーの投入口の掃除は、普段のシンクのお掃除と同じで大丈夫です。取り外し可能な部品をすべて外して、食器用洗剤とスポンジで洗えばOKです。

ディスポーザーに電源プラグが付いている場合は、部品を取り外す前に、必ず抜いてから実施するようにしましょう。

1-2.ディスポーザーの内部を掃除する方法

掃除が大変なディスポーザー内部を簡単に掃除できる方法をご紹介します。

  • 氷を使った掃除方法
  • 重曹を使った掃除方法
  • こびりついた汚れの掃除方法

氷を使った掃除方法

ディスポーザーの中に氷や洗剤を入れて、ディスポーザーを作動させるシンプルな方法です。

<使用するもの>
・氷:10個程度
・食器用洗剤:数滴

<掃除方法>
1.掃除を始める前にディスポーザーの中を空にする。
2.ディスポーザーに氷を10固程度入れる。
3.食器用洗剤を数滴たらす。
4.ディスポーザーを作動させる。

この掃除方法は、週1回のお手入れが目安です。曜日を決めて行うと良いですね。

重曹を使った掃除方法

この方法は、氷を使った掃除方法でヌメリが取れない時に行います。

<使用するもの>
・重曹:大さじ4~5杯程度
・ぬるま湯:適量

<掃除方法>
1.シンクにフタをして、ぬるま湯をためる。
2.重曹を大さじ4~5杯ほど入れ、かき混ぜて溶かす。
3.30分ほど放置する。
4.ディスポーザーのスイッチを入れながら流す。

こびりついた汚れの掃除方法

ディスポーザーの内部に汚れがこびりついている場合は、酵素洗剤を使用します。

酵素洗剤は、ホームセンターやネットショップで一般的に販売されているもので構いません。

<使用するもの>
・酵素洗剤:適量
・ブラシ(掃除用ブラシ、歯ブラシ、刷毛など)

<掃除方法>
1.「1-2の氷を使った掃除方法」を行う。
2.酵素洗剤をブラシで塗り込む。
3.時間を置く。

ディスポーザーの内部のヌメリや汚れをブラシで落としたい場合は、歯ブラシや刷毛、排水溝用のブラシなどがオススメです。

1-3.ディスポーザーの排水管を掃除する方法

ディスポーザーは使い続けていると、細かい生ゴミが少しずつたまって排水の流れが悪くなることがあります。

主に、配管の中で冷えて固まった油がこびりつき、そこに生ゴミが引っかかってしまい詰まりの原因となります。

これから紹介する方法は、お湯を流すだけで簡単なので、ぜひ試してみてください。

<使用するもの>
・60℃くらいのお湯(できれば8L~10Lほど)

<掃除方法>
1.掃除を始める前にディスポーザーの中を空にする。
2.60℃くらいのお湯を流す。
3.1時間ほど時間をあけて、水の流れを確認する。

熱湯だと排水管が変形してしまう恐れがありますので、温度には注意しましょう。

このお手入れは、水の流れが悪くなってきたと感じたタイミングで行うようにしましょう。

この方法でも水の流れが改善されない場合は、他に原因がある可能性が高いので、専門業者にメンテナンスを依頼した方が良いです。

1-4.ディスポーザーの本体(タンクとヒーター)を掃除する方法

シンク下にあるディスポーザー本体(タンクとヒーター)その他、配管の掃除は、頻回に行う必要はありませんが、水漏れの点検も兼ねて定期的に行いましょう。

<使用するもの>
・雑巾
・ビニール手袋
・食器用洗剤

<掃除方法>
1.雑巾を水で濡らし、かたくしぼる。
2.濡らした雑巾で、本体側面や配管を拭く。
3.水拭きで汚れが落ちないときは、少量の食器用洗剤をつけて拭く。

参考:ディスポーザーの掃除は業者に依頼できる?

できるだけ手間がかからない簡単なお掃除方法をご紹介しましたが、手っ取り早く業者に任せたいと思う方もいらっしゃるかも知れません。

しかし、家事代行やハウスクリーニング業者にシンクの掃除を依頼しても、ディスポーザーの掃除は対応していなかったり、対応していたとしても、表面だけの掃除となっています。

ですので、やはり汚れが溜まらないように、日頃からのお手入れが大切です。

2. ディスポーザーの掃除で最もおすすめのニオイ対策

ディスポーザーは生ゴミを処理するものなので、掃除をしても臭いが残ってしまうことがあります。

そんな時に便利な、重曹とレモンの皮を使った、ニオイ対策の方法をご紹介します。

レモンでなくても、グレープフルーツやみかんなど、柑橘類のフルーツであれば効果があるので、いつでも手に入るためおすすめです。

<使用するもの>
・レモンの皮:2~3切れ(オレンジなどの柑橘系でもOK)
・重曹:大さじ1杯程度(なくてもOK)

<掃除方法>
1.「1-2の氷を使った掃除方法」を行う。
2.レモンの皮と重曹を入れてディスポーザーを作動させる。

レモンだけでもニオイ対策はできます。

重曹も一緒に使用すると、シュワシュワと泡が発生してより効果的に汚れを浮かし落としてくれます。

夏場より冬場のほうが臭く感じるのはなぜ?

冬場は気温が下がることにより、生ゴミを分解してくれる微生物(バクテリア)の働きが悪くなるため臭いが発生する場合があるからです。

ディスポーザーに流してはいけないとされている漂白剤・強アルカリ洗剤・強酸性洗剤でお掃除をしてしまうと、さらにバクテリアを弱らせてしまうため、これらの使用は絶対にやめましょう。

3.ディスポーザーを掃除する際の注意点

ディスポーザーのお掃除の方法を間違ってしまうと、逆にディスポーザーを破損・劣化させてしまう恐れがあります。

そのため、これから紹介する注意点を守って掃除をしましょう。

  1. 熱湯を流さない
  2. 塩素系漂白剤を使用しない

① 熱湯を流さない

消毒・除菌が手軽にできる方法として熱湯をかける方法がありますが、ディスポーザーに熱湯を流してしまうと、パーツやパイプ(排水管)などが変形してしまう恐れがあります。

まな板の熱湯消毒などをしたい場合は、冷水を流しながら行うようにしましょう。

② 塩素系漂白剤を使用しない

ハイターなどの漂白剤を使用すればキレイになると考えがちですが、ディスポーザーに塩素系漂白剤を使用すると、金属のパーツや配管が傷む原因になってしまいます。

もし、ハイターで布巾や食器などを漂白する場合は、使用した漂白剤をそのまま流さず、十分に希釈してから流すようにしましょう。

また、強アルカリ洗剤・強酸性洗剤などもディスポーザーの掃除には不向きですので注意しましょう。

参考:強アルカリ洗剤は絶対に流してはダメなの?

強アルカリ性の洗剤を流してはいけない理由は、上記で説明していますが、換気扇やキッチンの掃除に使用したアルカリ性の廃液は、下記の3つの対策で流すことができます。

  1. ぬるま湯で薄めてから流す。
  2. クエン酸や酢酸などを混ぜて中性に近づけてから流す。
  3. pH調整剤で薄めてから流す。

この方法でも心配な場合は、アルカリ性の廃液を薄めてからトイレに流すようにしましょう。

4.ディスポーザーに流してはいけないもの

ディスポーザーは、生ゴミを粉砕して処理してくれますが、全ての生ゴミを処理できるわけではありません。

普段から流してはいけないものを入れてしまうことで、お掃除の手間も増えてしまいます。

「これって入れてはダメだったの?」とならないために、不安な人はあらためてこの章を参考にしてみてください。

メーカーによって、違いがありますので、取扱説明書をしっかり確認しましょう。

  • ディスポーザーに流してはいけないもの
  • ディスポーザーに流す際に注意が必要なもの

4-1. ディスポーザーに流してはいけないもの

一般的に下記のものは流してはいけないとされています。

  • 卵の殻、貝の殻、カニの爪や甲羅
  • 廃油や油分が多いもの(カップ麺のスープなど)
  • 牛や豚などの大きな骨
  • 食品以外のもの

ラップやアルミホイル、キッチンペーパー、爪楊枝などは、食品に混ざって投入してしまわないように気をつけましょう。

また、スプーンやフォークなどは、食器を洗っている最中に誤って落としてしまう可能性がありますので、洗い物をする際は、投入口にフタをしておくなどの工夫をしましょう。

4-2. ディスポーザーに流す際に注意が必要なもの

ディスポーザーに流す際に注意が必要な生ゴミは下記のようなものです。

  1. 大きい生ゴミ
  2. 繊維質が多い生ゴミ
  3. 弾力・粘性がある生ゴミ
  4. 軽い生ゴミ

①大きい生ゴミ

下記のような大きい生ゴミは、粉砕しきれない可能性があるため、細かくしてから投入してください。

  • キャベツ、トウモロコシなどの芯
  • アボガド、マンゴーなどの大きな種
  • スイカ、メロン、グレープフルーツなどの皮
  • 生のかぼちゃ、じゃがいも、大根など大きいままの野菜

②繊維質が多い生ゴミ

下記のような繊維質が多い生ゴミは、詰まったり噛み込んだりする可能性があるため、他の生ゴミと混ぜ合わせて、少量ずつ投入してください。

  • 玉ねぎ、枝豆、トウモロコシなどの皮
  • 生花の茎など

③弾力・粘性がある生ゴミ

下記のような弾力・粘性がある生ゴミは、詰まったり噛み込んだりする可能性があるため、他の生ゴミと混ぜ合わせて、少量ずつ投入してください。

  • お餅、大量のご飯、大量のうどん
  • 鶏の皮、生魚の皮
  • イカ、タコ
  • 大量の軟骨など

④軽い生ゴミ

下記のような軽い生ゴミは、粉砕しづらいため、他の生ゴミと混ぜ合わせて投入してください。

  • 乾燥しているお茶の葉
  • ピーナッツの殻など

5. さいごに

このページでは、ディスポーザーを簡単に掃除する方法と注意点をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

ディスポーザーの汚れは溜め込まないことが大切です。氷の対策のように、手軽な掃除方法で、こまめにお手入れをすることがおすすめです。

ディスポーザーはまず、週に1回、氷を使った掃除方法を行う。また、月に1回は、重曹とレモンを使った掃除方法を行いましょう。

家事を楽にしてくれる便利なディスポーザーを長く使い続けるためにも、最低でも週に1回の掃除を習慣化して、快適なキッチンにしましょう。

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