
少しでも出費を抑えて生ゴミ処理機を購入できれば家計にも優しくていいですよね。
条件は地域によって細かく条件は異なりますが、実は日本の6割の地域で生ごみ処理機の購入に対して助成金を支給しています。
このページでは、生ゴミ処理機おたくの著者が、助成金を確実に受給できるように以下の流れで解説していきます。
このページを読んでいただくことで、生ゴミ処理機の助成金制度について、助成金を受給する方法から、事前に知っておくべき重要なポイントまで詳しくお伝えします。
1. 助成金を使って生ごみ処理機をお得に手に入れる方法
実は、多くの自治体が生ごみ処理機の購入に助成金を出して購入を促しているので、助成金を活用することで自治体によっては半額程度で手に入れられる可能性があります。
助成金の対象となるのは、家庭から毎日出される生ごみを微生物や乾燥することによって量を減らしたり、資源化することができるものが助成対象になります。
本章では、助成金について下記の2点についてお伝えします。
- 生ごみ処理機を買うといくらの助成金がもらえるのか?
- 自治体が助成金を支給する3つの理由
1-1. 生ごみ処理機を買うといくらの助成金がもらえるのか?
全国で1741自治体がありますが、約60%の1051の自治体で生ごみ処理機の購入に対して助成金を支給しています。さらに、その中の約90%の自治体で数20,000円〜100,000円の助成金を支給しています。
上限金額が決められており最大で、商品代金の半分までを助成すると決められている地域が多いです。
下記に助成金を支給している自治体をいくつか例に挙げました。
助成金上限金額 全国自治体から抜粋
地域 | 助成金上限金額 |
奈良県生駒市 | 75,000円 |
東京都府中市 | 50,000円 |
神奈川県鎌倉市 | 40,000円 |
京都府京都市 | 35,000円 |
東京都千代田区 | 30,000円 |
沖縄県那覇市 | 30,000円 |
北海道札幌市 | 20,000円 |
香川県高松市 | 20,000円 |
愛知県名古屋市 | 8,000円 |
大阪府大阪市 | なし |
都会は性能のよいゴミ処理施設を保有していることが多く、焼却場がない地域や環境問題に力を入れている地域ほど助成金が多く出る傾向にあります。
1-2. 自治体が助成金を支給する3つの理由
家庭で出るゴミは自治体によって回収され、多くは焼却場で処理されています。可燃ゴミに含まれる生ゴミの量は30%~40%と言われており、生ゴミの量を減らすことで、ゴミ処理に関わるコストを大幅に下げることができます。
自治体が生ゴミを処理するのに削減できるコストは主に以下の3つです。
- ゴミの回収コスト削減
- 焼却処理のコスト削減
- 焼却処理後の埋め立てにかかるコストの削減
生ゴミの大部分は水分ですが、水分が多いゴミが焼却炉に入れられると、温度が下がり、ダイオキシンが発生してしまします。なので、生ゴミを家庭で処理し、ゴミの水分量を抑えることはダイオキシンの発生を抑えることに繋がります。
以上の理由により、生ゴミを家庭で処理することは自治体にとって多くのメリットがあります。
2. 確実に助成金を受け取るための流れと5つのポイント
助成金の存在をご存知の方は非常にラッキーですが、しっかりと事前に調べなかったために、本来であれば確実にもらえたはずの助成金をもらえなかった人もいます。
[Aさん]
生ごみ処理機は助成金が出るというのは知っていました。生ごみ処理機を買ってから地域の窓口に行くと、「残念ながらお渡しできません」と断られてしまいました。どうやら事前に申請が必要だったようです。事前に申請をしていれば30,000円を受け取ることができたのに、非常にもったいなかったです。
上記の方のように「調べていれば!」と後悔しないように、受給までの流れから、確実に受給するためのポイントをしっかりとおさえましょう。
2-1. 助成金を確実に受けとるための5つのステップ
助成金は申請さえしっかりとできれば確実に受給することができます。助成金を確実に受けとるためのステップを下記の図を参考に見ていきましょう。
自治体によっては購入の前に申請が必要な場合がありますので、事前にお住まいの地域の助成金情報を調べておく方が得策です!
助成金受給のステップ
①事前調査
自治体によって助成金の規定は異なります。「生ごみ処理機 自治体名」で検索すると、助成金の上限金額や、受給条件などが出てきます。
助成金を出している地域では、大抵自治体の電話番号や助成金の上限金額などの記載があるので、購入を検討している方は詳細を自治体のHPなどでチェックしてみてください。
②商品購入
自治体によっては領収書や、保証書、説明書など全て必要になる場合もありますので大切に保管しておきましょう。
購入前に申請が必要な地域もありますので事前調査の際に、どのタイミングで申請をするのかもしっかりと調べておく必要があります。
③書類の準備
各市町村の窓口に所定の申請用紙がありますので、記入する必要があります。なお、多くの自治体では自治体HPから申請書をダウンロードすることもできます。
そのほか、印鑑や振込口座など必要な書類を揃えましょう。自治体によっては、同一世帯全員分の住民票などが必要なところもあります。
④窓口へ提出
自治体の窓口に行って、申請書類と必要書類を提出します。
⑤助成金の受給
2週間〜1ヶ月程で助成金が指定した口座に振り込まれます。助成金が受給できたら、アンケートなどに協力しないといけないといけないというような地域もありますので、できる限り協力しましょう。
生ゴミ処理機の助成金の少しやっかいなポイントは、自治体によって細かく規定があることです。次章では、調査の段階で注意しておかなければならないポイントを、さらに詳しくお伝えします。
2-2. 確実に助成金を受け取るための5つのポイント
生ごみ処理機の購入前に、自治体のHP などで助成金情報を調べる必要があります。
下記の5つのポイントを注意深く調べたり、自治体に電話で問い合わせる際に聞いてみる方が得策です。
- 申請時期について
- 販売店の指定、販売店所在地域の指定にの有無ついて
- 領収書・保障証・説明書の提出の有無について
- 年間助成台数(予算額)について
- 過去に購入したことがある場合について
申請時期について
助成金の申請時にも注意が必要です。地域によって助成金申請のタイミングが異なります。
- 購入前に申請
- 購入後に申請
購入後に申請をすれば補助金の受給できる地域が多いですが、購入前に申請が必要な地域があります。そのような自治体では購入してからでは受給できないので注意が必要です。
また、「購入してから30日以内に申請」「年度をまたいだ場合は対象外」など、申請時期によっても規定があり自治体によっても大きく異なりますので、注意が必要です。
販売店の指定、販売店所在地域指定の有無について
全国のおよそ3割程度の地域では、販売店の所在地域が同一自治体内にないといけなかったり、自治体に許可を受けた指定販売店で購入しないと対象外になってしまう場合があります。
北海道や徳島県は自治体内販売店であることが条件になっている地域が多いので注意が必要です。
販売店地域や販売店が指定されている場合、ネットでの購入した場合は受給できない場合が多いでしょう。
領収書・保証書・説明書などの提出の有無について
助成金の申請のためには領収書・保証書・説明書は保管しておく必要があります。販売店の指定、販売店所在地域の指定がある場合は、「自治体指定販売店での購入」「領収書が発行される領収書の住所が同一地域にあることの証明」として使われます。
大型家電量販店の場合、地域内の店舗で営業していても、領収書は本店の名称や所在地が記載されている場合がありまので、注意が必要です。
そういった場合には領収書の裏面に地域内の店舗の住所が入っている社印・社判等を押してもらうようにしましょう。
年間助成台数(予算額)について
多くの自治体で年間の助成台数や予算額が決められています。購入前に自治体の担当部署に連絡して「助成金の枠が残っているかどうか」を確認した方がよいでしょう。
過去に購入したことがある場合について
過去に購入したことがある場合や、申請人が異なっていても同一世帯内に購入したことがある場合は対象外となってしまったり、受給金額が少なくなる地域があります。
いつ購入したのかによって助成条件が異なります。
事業者の場合
事業者の場合、多くの地域で家庭用の生ゴミ処理機については補助金が受給できないようになっています。しかし、同一地域内に住所がある事業者の場合は認められている場合もあります。
業務用の生ごみ処理機については、上限金額100万円などの補助金を受給できる地域も存在します。1台の1日あたりの処理容量などによって規定されています。
3. 助成金を最大限に活かすための2つのポイント
これまでは助成金を確実に受け取るための方法を紹介してきましたが、せっかく助成金制度を利用するなら、お得に生ゴミ処理機を手に入れられた方がいいですよね。
実は生ゴミ処理機の選び方次第で助成金を多くもらうことができるので、助成金を最大限に活かす方法をご紹介しましょう。
3-1. 助成金をたくさんもらうなら電動式の生ゴミ処理機
助成金をもらうなら絶対に電動式の生ごみ処理機がお得です。なぜならコンポストなどは価格が元々安いため、もらえる助成金額も数千円程度となっています。
下記は助成金の対象となる生ゴミ処理機やコンポスト容器です。
方式 | 概要 | 写真 | 助成金 | |
電動式生ごみ処理機 | 乾燥式 | 加熱乾燥することで水分を飛ばし減容する | ![]() |
上限金額0〜75,000円
(購入金額の1/2まで) |
バイオ式 | 微生物に分解させることで有機物を水と炭酸ガスに分解し気化することで減容する | ![]() |
||
ハイブリッド式 | 熱を加えながら、微生物に分解させることで有機物を水と炭酸ガスに分解することで減容する | ![]() |
||
コンポスト | 土中式 | 生ゴミを土壌の微生物に分解させ、じっくりと熟成させながら堆肥にする | ![]() |
上限金額0〜20,000円
(購入金額の1/2まで) |
密閉式 | 生ゴミを密閉した容器に入れ発酵することで、堆肥にする | ![]() |
※地域によっては電動式生ごみ処理機は助成対象でも、コンポストが対象にならないこともあります。
生ゴミから堆肥を作りたい場合はコンポストがよいですが、生ゴミの臭いの改善や減容が目的なら、電動式の生ゴミ処理機の方が便利でお得です!
3-2. 商品代金が高い方が助成金が多くもらえる
実は生ゴミ処理機は価格と品質が比例している傾向にあり、生ゴミ処理機の価格が高ければ高いほど品質の良いものをお得に手に入れることができます。
その理由は上限金額が決められていますが、最大で商品代金の半分までを助成すると決められており、価格が高い方が助成金が多くもらえるからです。
下記に商品代金別に助成金額を比較してみました。
商品の価格別助成金額の比較
東京都府中市のケース (購入金額の1/2の金額 上限金額50,000円)
- 25,000円の生ごみ処理機・・・12,500円の助成金
- 50,000円の生ごみ処理機・・・25,000円の助成金
- 100,000円の生ごみ処理機・・・50,000円の助成金
このように商品価格が高ければ高いほど、もらえる助成金は多くなります。生ゴミ処理機は長く使うものなので、良いものを買って快適に長く使う方が断然お得です。
4. 比較でわかった!おすすめの生ごみ処理機
筆者は生ごみ処理機を買い揃え比較をおこない、下記の比較ランキング表を作成しました。
生ゴミ処理機のランキング参考にしながら、上から順番に検討するといいでしょう。
生ゴミのニオイを消す、生ゴミを減らすという用途では、「ナクスル」と、「生ゴミリサイクラー」のどちらかしかおすすめできません。
商品 | 詳細 | ニオイ | 手間 | 音 |
おすすめNo1 ナクスル ![]() |
価格:¥127,600 方式:ハイブリッド式 サイズ:38*43*58cm 容量:1~1.5kg/1日 電力:60W 音:30db [Amazon] [公式ページ] ![]() |
◎ | ◎ | ◎ |
生ゴミリサイクラー![]() |
価格:¥69,084 方式:乾燥式 サイズ:26.8*36.5*55cm 最大容量:2kg/1回 電力:800W 音:44db [Amazon][楽天][Yahoo] |
◯ | ◯ | ◯ |
バイオクリーン![]() おすすめNo3 |
価格:¥97,000 方式:バイオ式 サイズ:40*40*78cm 容量:2kg/1日 電力:170W 音:36db [Amazon][楽天][yahoo] |
◯ | △ | ◎ |
パリパリキューブ ライト ![]() |
価格:¥18,800 方式:乾燥式 サイズ:21.5*21.5*28.3cm 容量:700g/1回 電力:150W 音:36db [Amazon][楽天 |
△ | × | ◯ |
自然にカエル![]() |
価格:¥19,800 方式:コンポスト サイズ:42.8*28.3*41.8cm 容量:700g/1日 電力:無し(手動) [Amazon][楽天][yahoo] |
× |
× | ◎ |
エアドライ![]() |
価格:¥9,000 方式:乾燥式 サイズ:直径28.7*43.7cm 容量:2.4kg/1日 電力:30W [Amazon][楽天] |
× | × | △ |
筆者の経験から生ごみ処理機は、絶対に妥協して買わない方がいいと思っています。しっかりと納得して買いましょう。
上位4つの生ごみ処理機について、どういう人におすすめなのか紹介していきます。
- ナクスル・・・おすすめNo1 快適で便利に使いたい人におすすめ
- 生ゴミリサイクラー・・・おすすめNo2 室内で生ゴミを減量化したい人におすすめ
- バイオクリーン・・・堆肥を手軽に作りたい人、生ゴミの量が多い人
- パリパリキューブライト・・・とにかく安く、サイズが小さいものが良い人
1位 生ごみ処理機を快適に使うならナクスル
- 処理方式:ハイブリッド式(電動タイプ)
- 価格:¥127,600
- 処理容量:1kg~1.5kg/1日
- サイズ:幅380×奥行43×高さ58cm
- 電力:60W
- 設置場所:室内用 (屋外も可)
「ナクスル」は、価格は高めですが、室内用でニオイも出ず、手間がかからないので、快適に使いたい人におすすめの商品です。
中身が増えないので、ゴミを取り出す必要はありません。初期コストは高いですが、電気代が安いので、乾燥式と長期的には大差がなくなります。
サイズは少し大きいですが、ニオイや面倒なことがない点を踏まえてもナクスルがおすすめです。
2位 生ゴミリサイクラー
- 価格:¥69,084
- 方式:乾燥式
- サイズ:26.8*36.5*55cm
- 最大容量:2kg/1回
- 電力:800W
- 音:44db
『生ゴミリサイクラー』は、熱を加えて生ゴミを炭のような状態にする生ごみ処理機です。室内で使用することができます。
焦げ臭いような独特のニオイがする点がデメリットです。1~2週間ゴミを貯めて溜まったら取り出します。炊飯器のように、生ゴミをセットして、量に応じてモードを選択して使用します。
「ニオイや音が気になる」という口コミはありますが、値段もそこそこなので、ニオイや音に敏感でない人は生ゴミリサイクラーを選ぶと良いでしょう。
5. さいごに
生ゴミ処理機の助成金を受給するための方法についてお伝えしてきましたがいかがでしたでしょうか?
助成金をきっちりと受給するために事前に調べておいた方が良いポイントは以下の5つです。
- 申請時期について
- 販売店の指定、販売店所在地域の指定にの有無ついて
- 領収書・保障証・説明書の提出の有無について
- 年間助成台数(予算額)について
- 過去に購入したことがある場合について
自治体によって、細かい条件は異なりますので助成金の申請を検討されている人は、必ず事前に自治体に問い合わせるようにしましょう。
現在最もおすすめの生ゴミ処理機は「ナクスル」「生ゴミリサイクラー」だけです。
あなたが助成金を使ってお得に生ゴミ処理機を受給できることを心から祈っています。