生ゴミ処理機の電気代が高い!お得に使うための完全ガイド

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「生ゴミ処理機の電気代って高そう」そういうイメージを持っていませんか?

実は電気代は商品によって異なりますが、意外と気にならないものです。

このページでは生ごみ処理機おたくの筆者が、気になる電気代や、生ゴミ処理機を選ぶポイントについて以下の流れでご紹介します。

  1. 生ゴミ処理機の電気代を抑える2つの方法
  2. 生ゴミ処理機の電気代を種類別に徹底比較
  3. 生ゴミ処理機なら「ハイブリッド型」がおすすめな3つの理由
  4. 生ゴミ処理機を最大半額で手に入れる方法

このページを読んでいただくことで、生ゴミ処理機の電気代について理解を深め、重要なポイントを知ることでお得に使うことができるでしょう。

家電製品の電気代を調べると、消費電力(W)と使用時間を元に計算された計算上の数値が紹介されていることが多いです。

実際には、段階制の料金プランになっているご家庭も多いので、実際に生ゴミ処理機を購入して使っても、500円〜1000円電気代がポンと高くなるようなことはまずないかと思います。

このページではあくまでも消費電力を元にした電気代のお話しとなっています。

1. 生ゴミ処理機の電気代を抑える2つの方法

生ゴミ処理機の電気代は高めで、毎日使った場合。およそ月に700円〜1000円程度が必要になります。

乾燥式の生ゴミ処理機の利用者から「電気代を安くするための方法はありませんか?」とよく質問を受けます。

電気代を少しでも安くする2つの方法を紹介します。

  1. 水分の多いものは水気を切って投入
  2. コンセントを抜いて待機電力を減らす

① 水分の多いものは水気を切って投入

生ゴミのほとんどは水分であり、水分を処理するのに時間がかかります。

そのため、生ごみ処理機に入れる前に、水気を切ってから投入することで、処理時間を少し減らすことができるでしょう。

コンセントを抜いて待機電力を減らす

コンセントをこまめに抜いても電気代はほとんど変わらないでしょう。

コンセントが刺さっていると、待機電力により電気は使っていますので、少しは安くはなるかもしれません。

しかし、一般的な家庭の全消費電力の待機電力の割合は6%と言われていますので、毎回使った後コンセントを抜いたとしても、残念ながら節約できる金額はごくわずかです。

電気代に注力するのであれば格段に安い機種も存在しますので2章以降で詳しく解説していきます。

使用回数を減らしても電気代は安くならない

1度に処理する生ゴミの量が増えれば処理するまでに時間がかかるので、結局、1回あたりの電気代が高くついてしまうので、大差はありません。

そもそも、生ゴミ処理機の最大のメリットは生ゴミの臭いの問題を解決することにあるので、しばらく貯めておいて処理するのでは、本末転倒になってしまいますね。

2. 生ゴミ処理機の電気代を種類別に徹底比較!!

生ゴミ処理機の電気代は工夫によっては変わりはありませんが、生ゴミ処理機のタイプによって電気代は大きくことなりますので、この章で詳しく解説していきます。

2-1. 生ゴミ処理機には3つのタイプがある

生ゴミ処理機種類には乾燥型、バイオ型、ハイブリッド型の3つのタイプがあります。まずはそれぞれの特徴を見ていきましょう。

乾燥型 バイオ型 ハイブリッド型
特徴 熱を加え水分を蒸発させ、乾燥させることで生ゴミを減容処理する。残存物は残る 微生物の力を使って生ゴミを水と二酸化炭素に分解する。残存物は土のようになる。 微生物の力を使って生ゴミを水と二酸化炭素に分解する。残存物は土のようになる。
商品例 生ゴミリサイクラー

パリパリキューブライト

バイオクリーン ナクスル
消費電力 150W〜800W 170W 60W
最大容量 0.5kg〜2kg

※1回あたりの最大容量

2.0kg

※1日あたりの最大容量

1.5kg

※1日あたりの最大容量

価格帯 2〜8万円程度  10万円程度 11万円程度

上記のような違いがあるのですが、一般的に「バイオ型」や「ハイブリッド型」のほうが電気代は安くなります。

2-2. 乾燥型の生ゴミ処理機の電気代が高い

乾燥型の生ゴミ処理はバイオ型に比べ電気代が高いです。一般的に電子レンジや乾燥機のように熱を発生させるものは電気代がかかります。

乾燥型の生ゴミ処理機は定格消費電力は800W程度で、これは洗濯物を乾かす乾燥機と同等の電力を消費します。そして処理時間も最大8時間と長いので多くの電気代がかかってきます。

電気代計算シュミレーション

標準的な乾燥型生ゴミ処理機の電気代は1回あたり33円程度です。

33円を30日間、毎日使うとすると33円×30日で990円となり、およそ1000円の電気代がかかってきます。

2-3. バイオ型・ハイブリッド型の生ゴミ処理機が電気代が安い理由

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バイオ型・ハイブリッド型の生ゴミ処理機の電気代は乾燥型に比べ消費電力が小さいです。

バイオ型とハイブリッド型の定格消費電力は60W〜170Wと小さく、ノートパソコンと同じ程度です。バイオ型の構造としては微生物が元気に活動できるように、ゆっくりと撹拌棒が回っているだけなので電気代は比較的安いのです。

3. 生ゴミ処理機なら「ハイブリッド型」がおすすめな3つの理由

バイオ型やハイブリッド型の方が電気代は安いです。

また、ハイブリッド型には電気代以外にも良い点がいくつかあり、生ゴミ処理機を選ぶならハイブリッド型をおすすめします。

ハイブリッド型を選ぶべき4つの理由を下記にまとめました。

  1. 電気代が安い
  2. 手間が一切かからない。
  3. 処理中の臭いがしない
  4. 音がしない

3-1. 電気代が安い

ハイブリッド型の電気代は比較的安めです。

ハイブリッド型は初期費用こそ高いですが、電気代が安いので長期間使うことでお得になります。

さらに、生ゴミ処理機の購入時、多くの自治体で助成金を受給することができますが、

全国平均で2万円〜3万円程度が戻ってくるので、家計への負担も軽減できますね。

3-2. 手間が一切かからない

ハイブリッド型は乾燥型やバイオ型と比べ一切の手間がかかりません。手間がかからない2つの理由を下記に説明します。

都度の確認や定期的に捨てる手間がない

ハイブリッド型は分解力が高く、水と炭酸ガスに分解するので、処理後のゴミが貯まりません。投入するゴミの量にもよりますが、半年〜1年に一度、増えた分の土を捨てるだけでかまいません。

乾燥型はゴミが貯まるまでが早く1週間に1度程度はゴミを取り出す手間がかかります。処理が不十分で生ゴミの臭いが出ることがないように、処理後に確認をする必要があります。

家の外に捨てに行く手間がない

屋内用のハイブリッド型は、キッチンで出た生ゴミを外に運び出す手間はありません。

バイオ型の商品は、全ての商品は屋外型として販売されており、外まで運び出さなければなりません。

3-3. 処理中の臭いがしない

ハイブリッド型は、フタをしめた状態では臭いが出ることはありません。

乾燥型は、熱を加えて処理をするため、処理中に焦げ臭いが充満します。ハイブリッド型の生ゴミ処理機は、処理中に臭いはしません。

蓋をあけても生ゴミの臭いは一切しませんが、微生物の力を使って生ゴミを分解をするので、少し発酵臭がします。(醤油や味噌のような臭い)
※使用方法を守らなければ、ハイブット型も臭いが出ることもありますので注意が必要です。

3-4. 音がしない

ハイブリッド型はほとんど音がしません。一方乾燥型は音が気になる方もいらっしゃるようなので、神経質な方は音が出ない商品を選ばれるといいでしょう。

以上のことから、生ゴミ処理機は「ハイブリッド型」がおすすめですが、今日本で買えるハイブリッド型の生ゴミ処理機は「ナクスル」だけです。

生ごみ処理機を快適に使うならナクスル

  • 処理方式:ハイブリッド式(電動タイプ)
  • 価格:¥127,600
  • 処理容量:1kg~1.5kg/1日
  • サイズ:幅380×奥行43×高さ58cm
  • 電力:60W
  • 設置場所:室内用 (屋外も可)

ナクスル」は、価格は高めですが、室内用でニオイも出ず手間がかからないので、快適に使いたい人におすすめの商品です。

中身が増えないので、ゴミを取り出す必要はありません。初期コストは高いですが、電気代が安いので、乾燥式と長期的には大差がなくなります。

サイズは少し大きいですが、ニオイや面倒なことがない点を踏まえてもナクスルがおすすめです。

購入はこちら→[Amazon] [公式ページ]

参考:生ゴミ処理機を選ぶ基準

筆者が市販の生ゴミ処理機を全て使った結果、品質と価格は比例することがわかりました。

下記は生ごみ処理機の価格と品質の分布図です。

初期コストはかかりますが、電気代を考慮に入れると、数年後には大差はなくなります。

ハイブリッド式の生ゴミ処理機を選ぶなら下記のおすすめの生ごみ処理機のランキングを参考にしながら選びましょう。

筆者は生ごみ処理機を買い揃え比較をおこない、下記の比較ランキング表を作成しました。

生ゴミ処理機のランキング参考にしながら、上から順番に検討するといいでしょう。

生ゴミのニオイを消す、生ゴミを減らすという用途では、「ナクスル」と、「生ゴミリサイクラー」のどちらかしかおすすめできません。

商品 詳細 ニオイ 手間
おすすめNo1
ナクスル
価格:¥127,600
方式:ハイブリッド式
サイズ:38*43*58cm
容量:1~1.5kg/1日
電力:60W
音:30db
[Amazon] [公式ページ]
生ゴミリサイクラー
おすすめNo2
価格:¥69,084
方式:乾燥式
サイズ:26.8*36.5*55cm
最大容量:2kg/1回
電力:800W
音:44db
[Amazon][楽天][Yahoo]
バイオクリーン

おすすめNo3
価格:¥97,000
方式:バイオ式
サイズ:40*40*78cm
容量:2kg/1日
電力:170W
音:36db
[Amazon][楽天][yahoo]
パリパリキューブ
ライト
おすすめNo4
価格:¥18,800
方式:乾燥式
サイズ:21.5*21.5*28.3cm
容量:700g/1回
電力:150W
音:36db
[Amazon][楽天][Yahoo]
×
自然にカエル
価格:¥19,800
方式:コンポスト
サイズ:42.8*28.3*41.8cm
容量:700g/1日
電力:無し(手動)
[Amazon][楽天][yahoo]
×
×
エアドライ
価格:¥9,000
方式:乾燥式
サイズ:直径28.7*43.7cm
容量:2.4kg/1日
電力:30W
[Amazon][楽天]
× ×

筆者の経験から生ごみ処理機は、絶対に妥協して買わない方がいいと思っています。しっかりと納得して買いましょう。

上位4つの生ごみ処理機について、どういう人におすすめなのか紹介していきます。

手間がかかったり、臭いが出ても、電気代がかからない方が良いという方は、自然にカエルがおすすめです。

4. 生ゴミ処理機を最大半額で手に入れる方法

実は自治体によっては生ごみ処理機に助成金を出しているものも多く存在し、上手に使うことで最大で半額以下で購入できる可能性があります。

本章では助成金について下記の流れで解説していきます。

  • 自治体は助成金を支給する3つの理由
  • 助成金はどれくらいもらえるのか?
  • 助成金の調べ方

4-1. 自治体は助成金を支給する3つの理由

家庭で出るゴミは、自治体によって回収され多くは焼却場で処理されています。可燃ゴミに含まれる生ゴミの量は30%40%と言われており、生ゴミの量を減らすことで、ゴミ処理に関わるコストを大幅に下げることができます。

  • ゴミの回収コスト削減
  • 焼却処理のコスト削減
  • 焼却処理後の埋め立てにかかるコストの削減

生ゴミの大部分は水分ですが、水分が多いゴミが焼却炉に入れられると、温度が下がり、ダイオキシンが発生してしまします。なので、生ゴミを家庭で処理し、ゴミの水分量を抑えることはダイオキシンの発生を抑えることに繋がります。

以上の理由により、生ゴミを家庭で処理することは自治体にとって多くのメリットがあります。

4-2. 助成金はどれくらいもらえるのか?

全国で1741自治体がありますが、約60%の1051の自治体で生ごみ処理機の購入に対して助成金を支給しています。さらに、約90%の自治体で20,000円〜75,000円の助成金を支給しています。下記に助成金を支給している自治体をいくつか例に挙げました。

助成金上限金額 全国自治体から抜粋

地域 助成金上限金額
奈良県生駒市 75,000円
東京都府中市 50,000円
神奈川県鎌倉市 40,000円
京都府京都市 35,000円
東京都千代田区 30,000円
沖縄県那覇市 30,000円
北海道札幌市 20,000円
香川県高松市 20,000円
愛知県名古屋市 8,000円
大阪府大阪市 なし

上記の表のように助成金額の上限が決められている地域が多く、最大で商品代金の半分までを助成すると決められているところが多いです。

実は生ゴミ処理機は価格と品質が比例している傾向にあり、生ゴミ処理機の価格が高ければ高いほど品質の良いものをお得に手に入れることができます。

下記に商品代金別に助成金額を比較しました。

商品の価格別助成金額の比較

東京都府中市のケース (購入金額の1/2の金額 上限金額50,000円)

  • 25,000円の生ごみ処理機・・・12,500円の助成金
  • 50,000円の生ごみ処理機・・・25,000円の助成金
  • 100,000円の生ごみ処理機・・・50,000円の助成金

このように商品価格が高ければ高いほど、もらえる助成金は多くなります。生ゴミ処理機は長く使うものなので、良いものを買って快適に長く使う方が断然お得です。

4-3. 助成金の調べ方

助成金の情報はインターネットで検索するとすぐに調べることができます。

助成金の上限や、受給条件など、自治体によって異なります。

「生ごみ処理機 自治体名」で検索すると、助成金を出している地域ではほとんどの場合、自治体の電話番号や助成金の金額などの記載があります。購入を検討している方は詳細を自治体のHPなどをチェックしてみてください。

助成金については、注意点もあるので、詳しく知りたい人は、下記の記事を参考に確実に受け取れるようにしてください。

5. さいごに

生ゴミ処理機の電気代やコストについてご紹介してきましたがいかがでしたか。

乾燥型の生ゴミ処理機の電気代は高く月に1000円はかかります。

しかし、選び方を工夫することで、電気代をぐっと抑えることができますので、以下のポイントを参考にしてみてください。

  • 乾燥型は本体価格は安いが電気代が高い
  • バイオ型は本体価格は高いが電気代は安い

ハイブリッド型の生ゴミ処理機は長期間使うことで、乾燥型の生ごみ処理機とコストの差がなくなっていきます。。もし購入を検討されている方は、電気代だけではなく、性能の良い製品を選ぶことをおすすめします。

ちなみに、筆者がオススメなのは「ナクスル」「生ゴミリサイクラー」だけです。

あなたが生ゴミ処理機をお得に買って、長く快適に使えることを心から祈っています。

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