生ゴミを堆肥化するコンポストの完全ガイド|使い方から注意点まで

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生ゴミをコンポストで処理することに興味を持っていませんか?

普段の生活の中で出る生ゴミを肥料にして、有効に活用できればとお考えの方も多いのではないでしょうか?

生ゴミ処理機オタクの筆者が、コンポストについて以下の流れで紹介していきます。

  1. 生ゴミを処理して堆肥化する「コンポスト」とは?
  2. コンポストの基本的な使い方・作り方
  3. コンポストに入れて良いもの・ダメなもの
  4. コンポストで生ゴミを堆肥化する際の3つの注意点
  5. コンポストの5つの種類とその特徴
  6. コンポストがおすすめな人とそうでない人
  7. 生ゴミの堆肥化におすすめのコンポスト3選

このページを読んでいただくことで、コンポストで生ゴミや堆肥について知識が身につき、コンポストの活用の一歩になるでしょう。

1. 生ゴミを処理して堆肥化する「コンポスト」とは?

近年、人口減少などのニュースもあり、特に地方ではより一層ゴミ問題が取り上げられることも増えてきました。

生ゴミを堆肥に変え、ゴミが減って環境にも暮らしにも良いとして、コンポストは注目されています。

まずはコンポストとは何なのか?基本的なことから解説していきましょう。

1-1. コンポストとは?

コンポストとは...生ゴミを処理する容器、機械のこと

そもそも、コンポストとは「堆肥」のことを指します。生ゴミや落ち葉など家庭で出た有機物を微生物で発酵分解することでできる肥料を指します。

そして、生ゴミや落ち葉などを入れる容器のことをコンポスターと呼びます。

日本では、このコンポスターやコンポスト、生ゴミを処理する機械などのことを全てまとめて、「コンポスト」と理解されていることが多いです。

1-2. コンポストで生ゴミを堆肥化するメリット

生ゴミは臭いやコバエなどの発生に繋がったり、一部の地域ではゴミ袋が有料になっていたりするので、堆肥化することで経済的にも環境的にもエコです。

コンポストで生ゴミを処理するメリットを下記にまとめました。

  • 生ゴミがなくなる
  • キッチンが清潔になる
  • 堆肥が無料で手に入る
  • ゴミ袋の節約になる
  • 環境に良い

コンポストで生ゴミを処理している人は、「家庭菜園などに堆肥を役立てたい」「生ゴミの臭いやゴミ出しがイヤで暮らしを豊かにしたい」などが理由で使っている人が多い印象です。

2. コンポストの基本的な使い方・作り方

コンポストの種類によって、使用方法は多少異なってきますが、基本的なコンポストの作り方・使い方をご紹介します。

  1. 下準備をする
  2. コンポストに入れる
  3. 土や基材をかぶせる
  4. 全体をかき混ぜる

① 下準備をする

コンポストに生ゴミを入れる前に、生ゴミを細かく切り、水気を切って、下準備をしておきます。

生ゴミを細かくしておくことで、分解・発酵がされやすくなります。

水気が多すぎると、堆肥になる前に腐敗してしまう原因になりますので、忘れず行いましょう。

② コンポストに入れる

土や基材を入れたコンポストにくぼみを作り、下準備した生ゴミをコンポストに入れます。

コンポストは、カラカラに乾燥していても水浸しでも上手く分解・発酵が進みません。手で触った時にしっとりしているくらいを目安にしましょう。

また、コンポストの設置場所は、直射日光が当たらない場所を選びましょう。

③ 土や基材をかぶせる

生ゴミを投入したら、上から土や基材、発酵促進剤をかぶせます。

コンポストの種類によって、投入する基材や量が異なりますので、購入したコンポストの説明書で事前に確認しておきましょう。

④ 全体をかき混ぜる

段ボールコンポストや土中式コンポストの場合は、かき混ぜが必要です。

かき混ぜることで空気を取り込み、生ゴミと土や基材を混ざり合わせることで、分解・発酵が進みやすくなります。

あとは、1~4の繰り返しです。夏なら1~4週間、冬なら1~3ヶ月かけてじっくりと堆肥化していきます。

3. コンポストに入れて良いもの・ダメなもの

コンポストは微生物の力で生ゴミを分解します。

そのため、微生物が分解できないものは、投入できません。

分解しやすいものもあれば、分解しにくいものもあります。そして入れてはいけないものもあります。

入れて良いもの 分解されにくいもの 入れてはダメなもの
・野菜、果物
・ご飯、パン、麺類
・卵の殻
・魚、肉類
・茶葉
・コーヒーかす(少量のみ)
・生米
・野菜の皮、芯など硬いもの
・果物の種
・魚や肉の骨
・貝殻
・割り箸や爪楊枝
・ラップ、ビニール袋など

4. コンポストで生ゴミを堆肥化する際の3つの注意点

この章では、コンポストを使う時の注意点をご紹介していきます。

これからコンポストをスタートしたいという方は、下記の3つの点に注意しながらチャレンジしてください。

  • 水分量
  • 直射日光
  • 虫の発生

① 水分量

生ゴミは水分が多すぎるとカビの発生や腐敗の原因になるので、水分量には注意が必要です。

水分が多く含まれていると土の中の隙間がなくなり、空気に触れにくくなります。そうすることで、腐敗につながり嫌な臭いを発生しやすくなります。生ゴミは水気を切って土に入れましょう。

土を握った時に、団子状になり2〜3個に割れるくらいの固さが理想です。

② 直射日光

微生物は直射日光が当たると死んでしまうので、シートを被せるなどして直射日光を避けるようにしましょう。

また、水分量が多いことも問題ですが、直射日光が当たることで乾燥してしまうと、分解速度が遅くなってしまうこともありますので、注意が必要です。

③ 虫の発生

生ゴミはハエやアブの餌になります。生ゴミにしっかりと土をかぶせておかないと、虫の発生に繋がります。

もし、虫が生ゴミに卵を産見つけると、うじ虫が大量発生します。そして、すぐに成虫になりまた卵を産むのでどんどん増え、ますます対処が難しくなります。

虫の発生を防ぐためには必ず下記の3つを守ってください。

  • 一度に大量の生ゴミを土の中に投入しないこと
  • 生ゴミを入れたら必ず土で埋めること
  • 虫が卵を産まないように、目の細かいネットで覆うこと

もし、虫が発生してしまった場合は、更に大量発生してしまう前に処分しましょう。

5. コンポストの5つの種類とその特徴

コンポストは、容器や設置場所、分解に使用する材料などによって様々な種類があります。その中でも代表的な5つの方法を簡単に表でまとめました。

この章では、それぞれがどういったコンポストなのかについて解説していきます。

段ボールコンポスト 土中式(鐘の形状タイプ) 密閉式 バイオ式電動生ごみ処理機 ミミズコンポスト
設置場所 屋内(屋外の場合は雨で濡れない場所) 土のある場所(庭・畑) 屋内・屋外 屋内 屋内(屋外の場合は雨で濡れない場所)
温度管理 必要 なし なし なし 必要
かき混ぜ 毎日 週に1回程度 なし なし なし
発酵方法 好気性菌 好気性菌 嫌気性菌 好気性菌 みみず
分解期間 3ヶ月程度 3ヶ月程度 2週間程度 なし 約3~4ヶ月
熟成期間 1ヶ月程度 2ヶ月程度 1ヶ月程度 約2時間 なし
メリット お手軽で低コスト 大量の堆肥を作りやすい 液肥ができ、手間がかからない 手間がかからず早い 臭いが少ない
デメリット かき混ぜや温度管理の手間がかかる コンポストを埋める場所(庭・畑)が必要 発酵液をこまめに抜く必要がある 初期費用・ランニングコストがかかる 生ゴミを少量ずつしか投入できない

5-1. 段ボール式コンポスト

画像引用:http://rizoaka.cocolog-nifty.com/blog/2011/06/post-f932.html

段ボール式のコンポストは、通気性がよく撹拌しやすいのが特徴です。ベランダや、部屋の中にも置くことが可能です。

ダンボールを使ったコンポストは、基材や防虫ネットなども含めて、アマゾンなどでパッケージした商品が3500円程度で販売されています。

5-2. 土中式コンポスト

庭や畑などの土にプラスティックの容器(コンポスター)を埋めて、土の中の微生物の働きを利用して堆肥化をすすめる方法です。

定期的にかき混ぜる必要があるので、面倒臭がりの人は続かないかもしれません。

庭に、土の地面があるご家庭などで使うことができます。

5-3. 密閉式コンポスト

画像引用:https://www.city.saga.lg.jp/main/3039.html

密閉式コンポストは、酸素が少ない条件でも生育する微生物の発酵により堆肥化がすすみます。密閉式のコンポストで作った堆肥は液体で出てきます。

分解の過程で、アルコールや酸が出されるので、酸っぱい臭いがするのが特徴です。

キッチンなどに置くこともできて、持ち運びも便利ですが、生ゴミを開ける度にニオイがするので、注意が必要です。

5-4. バイオ式電動生ごみ処理機

電動式の生ごみ処理機なので、かき混ぜや温度管理を自動で行ってくれるため、手間がなく、臭いもしないので、快適に生ゴミを処理したい人におすすめです。

ただし、初期費用や電気代などのランニングコストがかかってしまうことがデメリットです。

5-5. ミミズ式コンポスト

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ミミズ式コンポストとは、生ゴミをミミズに食べさせ、貯まった糞や尿を堆肥として利用するコンポストです。

臭いが出ないのが特徴で、熟成する必要がなく、植物の根を傷つけることもないので、非常に良質な堆肥として重宝されています。

ただし、ミミズを触ることができない人には苦痛かもしれません。

ミミズは自分の糞尿の量が多くなると死んでしまいますので、定期的に堆肥を活用できるご家庭におすすめです。

6. コンポストがおすすめな人とそうでない人

コンポストは良質な堆肥ができるということで、環境にもよく非常に良い仕組みです。

しかし、目的や状況によっては、生ゴミコンポストが合わないケースも存在します。また、あなたのニーズや好みによって選ぶべきコンポストの方式も変わりますので本章でチェックしてみてください。

セルフチェックをしてみていかがでしたでしょうか?Yes/Noを進めていき、最終的に行き着いたところがあなたに合ったコンポストです。

ただ、コンポストは面倒なことも多いので、おすすめな人もいればおすすめではない人もいます。

この章では、コンポストがおすすめな人とそうでない人について解説します。

6-1. コンポストをおススメな人

コンポストはトラブルも多く、堆肥を活用できなければ、続かないでしょう。

そのため、ガーデニングや家庭菜園が趣味な方や、物作りが好きな方におすすめです。

環境問題への意識が強く、ものづくりが好きで、庭いじりなどがお好きな人は楽しんで生ゴミのコンポストを継続することができるでしょう。

6-2. コンポストをおススメしない人

コンポストは、毎日の手入れが必要だったり、虫が発生しないように注意が必要だったりと、作業に時間をとられます。

下記の3つの項目に該当する人は、生ゴミをコンポストで処理することはあなたの目的に合わない可能性があります。

  • 生ゴミを臭いを出さずに処理したい人
  • すぐに肥料が欲しい人
  • 日々の管理が面倒だと感じる人

生ゴミを臭いを出さずに処理したい人

「毎日出る生ゴミの臭いが気になり、なるべく早く処理したい」「生ゴミの処理が面倒に感じている」「堆肥を作っても使う予定がない」という人には、電動式の生ゴミ処理機をおすすめします。

生ゴミ処理機であれば、たった数時間で臭いを出さずに処理できてしまいますので、「生ゴミの処理」が一番の目的の方は、コンポストの利用を考え直したほうがいいかもしれません。

すぐに堆肥を使いたい人

コンポストはとても手間暇がかかります。最短で2ヶ月、長いと半年以上もかかる場合もあります。

初めてチャレンジすると、虫が湧いて使い物にならないこともありますので、肥料をすぐに使いたい方は、ホームセンターなどで、堆肥を購入されることをおススメします。

日々の管理が面倒に感じる人

生ゴミコンポストは、水分量、生ゴミの投入量、臭い、虫など、気をつけなければならないことがたくさんあります。

管理が面倒に感じる方は、手入れがおろそかになって、虫が大量発生したり、臭いが出てしまったりと、悩みが増えてしまう可能性があるので、自分に合った方法を選ぶようにしましょう。

おすすめの電動式バイオ式の生ごみ処理機

コンポストが合わないと感じた人は、電動式の生ごみ処理機を検討しましょう。

詳しくはこちらの記事で紹介しています「全機種買って徹底比較!本当に人気でおすすめの生ゴミ処理機【2020年】

7. 生ゴミの堆肥化におすすめのコンポスト3選

ここまで、電動のバイオ式生ごみ処理機について紹介してきましたが、微生物で分解するという点で、ここからは、コンポスト型の生ごみ処理機を紹介してきます。

「堆肥作りも含めて安くガーデニングや家庭菜園を楽しみたい」という人にはコンポストがおすすめです。

商品 詳細 手間 室内 リンク
自然にカエル
おすすめNo1
価格:¥19,800
方式:コンポスト
サイズ:42.8*28.3*41.8cm
容量:700g
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キッチンコンポスト
おすすめNo2
価格:¥2,363
方式:コンポスト(屋内)
サイズ:29*29*41cm
容量:19L
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エココンポストEX-101
価格:¥3,545
方式:コンポスト
サイズ:60*60*52.2cm
容量:100L
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EMワーカー
価格:¥2,547
方式:コンポスト
サイズ:31.4*31.4*34.4cm
容量:15L
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EMエコベール
価格:¥2,075
方式:コンポスト
サイズ:43*32*32cm
容量:18L
電力:無し
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回転式
コンポスター
価格:¥18,018
方式:コンポスト
サイズ:75*77*79cm
容量:182L
電力:無し
× Amazon
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ミラコンポ Aセット
価格:¥17,260
方式:コンポスト
サイズ:直径30*50cm
容量:30L
× × Amazon
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WORTH GARDEN
価格:¥15,800
方式:コンポスト
サイズ:100*76*85cm
容量:190L
× × Amazon

おすすめコンポストについてそれぞれ紹介していきます。

自然にカエル・・・おすすめNo1

  • 処理方式:コンポスト(手動)
  • 価格:¥19,800
  • 処理容量:700g/1日
  • サイズ:幅42.8×奥行34.0(ハンドル収納時/32.5)×高さ41.8(cm)
  • 電力:なし
  • 設置場所:屋外

自然にカエル」は、ハンドルを回せばかき混ぜることができるため、手を汚さずに毎日のお手入れができます。

定期的にお世話をしないと、ニオイやコバエの発生に繋がるため注意が必要です。

コンポストの中では価格は高めですが、電動のハイブリッド式やバイオ式を買うほどではないけど、手軽に済ませたいという人におすすめです。

購入はこちら→[Amazon] ・[楽天]

キッチンコンポスト・・・おすすめNo2

  • 処理方式:コンポスト(EM発酵)
  • 価格:¥2,363
  • 容量:19L
  • サイズ:29*29*41cm
  • 設置場所:屋内・屋外

キッチンコンポスト』は、生ゴミを発酵させ、液体の堆肥を作るコンポストです。数日から数週間で液肥が取れます。

ふたでしっかりと密閉できるので、ニオイを漏らしません。バケツの取手がついているので、持ち運びは便利です。

ニオイが出やすく、お手入れは大変です。

購入はこちら→[Amazon]・[楽天]・[yahoo]

エココンポストEX-101

  • 処理方式:コンポスト(土中式)
  • 価格:¥3,545
  • 容量:100L
  • サイズ:60*60*52.2cm
  • 設置場所:屋外

エココンポストEX-101 』は、生ゴミを投入し、土をかぶせて堆肥化するタイプのコンポストです。

堆肥までに時間が、1〜3ヶ月と長く、比較的大きいので、庭が広くないと目立ってしまうかもしれませんね。

生ゴミや落ち葉など投入量が多い人や、庭が広い人におすすめです。

購入はこちら→[Amazon ]・[楽天]・[yahoo]

8. さいごに

コンポストで生ゴミを堆肥化する方法から、おすすめのコンポストについて紹介をしてきましたが、いかがでしたでしょうか?

おすすめのコンポストは下記の3つです。

毎日が楽しく、コンポストで生ゴミを堆肥化できることを心から祈っています。

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