食べ物を扱うキッチンでコバエが飛んでいると、目障りなだけでなく、不衛生なのが厄介ですよね。
さらに、キッチンのコバエを放ったらかしておくと、卵を産み付け、あっという間に大量発生してしまうので、まずは、飛び回るコバエを退治することが大事です。
そこでこのページでは、自宅にあるもので手っ取り早くコバエを退治する方法と、新たにコバエを発生させない予防対策をご紹介していきます。
このページを読んで実践していただくことで、キッチンのコバエにどう対処すれば良いかわかり、清潔なキッチンをsぐに取り戻すことができるでしょう。
1.キッチンに発生した飛び回るコバエの退治方法3選
キッチンを飛び回っているコバエは、卵を産み付け、大量発生に繋がる可能性があります。そのため、まずは飛び回るコバエを退治する必要があります。
しかし、キッチンは食品を扱う場所ですから、不用意に殺虫剤などの化学薬品は使いたくないですよね。そこで、キッチンでも安心の退治方法を3つご紹介します。
- 自宅で作れる「めんつゆ&お酢トラップ」を設置する
- 市販の「コバエがホイホイ」を設置する
- 市販の「ハエ取りリボン」を設置する
1-1.自宅で作れる「めんつゆ&お酢トラップ」を設置する
コバエを捕獲するトラップは、めんつゆと、お酢だけで、簡単に作ることができます。
プリンやゼリーのカップ・豆腐の容器などに水を入れ、少量のめんつゆとお酢、食器用洗剤を混ぜるだけです。
<分量の目安>
・水:50ml
・めんつゆ(希釈タイプ):25ml
・お酢:25ml
・食器用洗剤:数滴
ストレートタイプのめんつゆを使用する場合は、水を半分(25ml)にして、めんつゆを2倍(50ml)にします。
このトラップは、お酢やめんつゆのニオイに引き寄せられたコバエが洗剤の界面活性作用で水に引っ張られ、逃げられなくなる仕組みです。
そのため、食器用洗剤は界面活性剤入りのものを使用するようにしてください。
また、めんつゆ&お酢トラップは、飛んでいるコバエがいなくなったら、早めに捨てるようにしましょう。(設置してから3~7日を目安)
理由はトラップに使用しているめんつゆが腐敗し、コバエの発生源となる可能性があるためです。
使用済みのトラップの液体は、トイレに流してしまうのが手間がかからず楽な方法です。
1-2.市販の「コバエがホイホイ」を設置する
手っ取り早く、コバエを退治したい人には、「コバエがホイホイ」がオススメです。
コバエがホイホイ
引用:Amazon
- 定価:655円 (2000円以上あわせ買い対象商品)
- メーカー:アース製薬
- スーパーやドラッグストアで購入可
通販だとAmazonが一番安く、47%OFFの348円(307円OFF)で購入できます。
※2019年11月15日時点
<特徴>
コバエが好むニオイの角切りゼリーでおびき寄せ、もぐりこみたがるコバエの習性を利用して捕獲・殺虫します。
ずっと設置しておいても腐敗しないので問題ありませんが、飛び回るコバエがいなくなれば捨ててしまって大丈夫です。
1-3.市販の「ハエ取りリボン」を設置する
まずは、「めんつゆ&お酢トラップ」か「コバエがホイホイ」を設置して、それでも捕獲できないコバエがいる場合には、この「ハエ取りリボン」を使用することをオススメします。
「めんつゆ&お酢トラップ」や「コバエがホイホイ」は、コバエが好むニオイで誘き寄せるのに対して、「ハエ取りリボン」は、コバエが茶色や黄色の場所にとまる習性を生かした商品です。
引用:ヨドバシ.com
- 定価:418円
- メーカー:桐灰
- スーパーやドラッグストアで購入可
ネットで購入する場合は、ヨドバシ.comが一番安く、314円(104円OFF)で買えます。
※2019年11月5日時点
<特徴>
昔から使われており、飛んでるコバエをリボンの粘着性で捕獲する商品です。
設置する場所が大切で、部屋の真ん中よりも、ドアや窓など出入り口の近くや照明の近くに吊り下げるほうが効果的です。
2.二度とコバエを発生させないための5つの予防対策
飛び回るコバエを退治しても、発生原因を放ったらかしにしておくとキリがないため、二度とコバエを発生させないための予防対策をご紹介していきます。
キッチンのコバエの発生原因は、大きく分けて下記の2つがあります。
- 生ゴミや食料品
- 排水口(排水溝)
家事の手間を省きながら、これらのコバエ対策ができる方法をご紹介します。
- 三角コーナーを置かない
- ゴミ取りネットを使う
- 排水溝の卵や幼虫を退治する
- フタがしっかり閉まるゴミ箱を使う
- 食料品は冷蔵庫で保管する
2-1.三角コーナーを置かない
三角コーナーに生ゴミを放置しておくと、コバエの発生原因となるだけでなく、ヌメリが臭いの発生源となり、コバエを引き寄せてしまいます。
そのため、コバエが発生しやすい時期だけでも、三角コーナーを置かないようにすることで、コバエの発生を防げます。
そこで、三角コーナーの代わりに利用できるものをご紹介します。
- 新聞紙のゴミ箱
- 水切りゴミ袋
新聞紙のゴミ箱
新聞紙で作るゴミ箱です。新聞紙2枚で作るため意外と丈夫で、ゴミも捨てやすく、三角コーナーの代わりになります。
作り方は、下記の動画を参照してください。
生ゴミの水分を新聞紙が吸収してくれるため、そのままビニール袋に入れ、密閉して捨てるだけなので楽です。
水切りゴミ袋
引用:家モノカタログ
水切りゴミ袋は、百均やスーパーで購入することができます。ビニール袋の下の方に、水切り用の穴が開いているため、手を汚さずにゴミを処理できます。
マチが広いタイプを選べば、ゴミが捨てやすく、三角コーナーの代わりになります。
捨てるときは、新聞紙に包んで、ビニール袋でしっかり密閉して捨てましょう。
2-2.ゴミ取りネットを使う
引用:暮らしの情報局
排水口の受け皿にも生ゴミがたまりますよね。受け皿の網目にゴミが詰まると、お手入れが面倒になります。
そのため、受け皿に、網目が細かいストッキングタイプのゴミ取りネットを取り付けて、洗い物が終わったら取り替えるようにしましょう。
百均やスーパー、ドラックストアなどで購入できます。
2-3.排水溝の卵や幼虫を退治
水まわりをキレイに掃除していても、掃除がしづらい排水溝の奥などに、コバエの卵や幼虫が潜んでいる可能性があります。
排水溝の奥の卵や幼虫を退治できる方法は下記の2つです。
- 排水溝にハイターを流し込む
- 排水口に氷を大量に置く
排水溝にハイターを流し込む
水まわりの掃除が完了したあとに、ハイターを流すだけで大丈夫です。
※用法用量を守って使用してくださいね。
ハイターは、卵や幼虫を退治してくれるだけでなく、臭いのもととなる汚れやヌメリも落としてくれるので、一石二鳥です。
排水口に氷を大量に置く
コバエは、極端に熱かったり寒かったりする環境では生きていけません。
そのため、氷を排水口に置いておくことで、溶けた氷水が排水溝に流れ込み、卵や幼虫を退治してくれます。
コバエは熱にも弱いため、熱湯を流すという方法もありますが、火傷をする恐れがあります。
また、排水管の素材が塩ビ(ポリ塩化ビニル)の場合は、耐熱温度が60度のため、排水管の劣化・破損につながる危険があるため、注意が必要です。
2-4.フタがしっかり閉まるゴミ箱を使う
コバエは生ゴミのニオイに寄ってきてしまいます。そのため、フタがしっかり閉まり、ニオイがもれないゴミ箱を使用しましょう。
ビン・缶・ペットボトルもコバエの発生源となるので、生ゴミ用のゴミ箱だけでなく、ビン・缶・ペットボトルなどを捨てるゴミ箱も、フタがついているものにしましょう。
2-5.食料品は冷蔵庫で保管する
キッチンには常温で保存している野菜や果物、調味料などの食料品があります。こういった常温保存の食料品はコバエの発生源となります。
そのため、それぞれ下記に注意して管理・保管するようにしましょう。
常温保存の食材(野菜や果物)
じゃがいも、玉ねぎ、バナナなど、一般的に常温で保存している野菜や果物などは、傷んでくると、コバエがその臭いにおびき寄せられてしまいます。
とくに、夏場は冬場に比べ痛むのが早いため、まとめ買いをするのではなく、数日で消費できる分だけを買うようにして、買ってきた食材は、冷蔵庫に入れるようにしましょう。
常温保存の調味料
醤油、サラダ油、ラー油、ハチミツなど一般的に常温で保存している調味料は、コバエが好むニオイを発するため、コバエが卵を産み付ける可能性があります。
そのため、密閉容器で保管するか冷蔵庫で保管するようにしましょう。
3.家庭に発生するコバエの種類と特徴
コバエを細かく分類すると、国内だけでも200種類以上もいるのですが、家庭でよく目にするコバエは、下記の4種類です。
種類 | 写真 | 発生場所 | 特徴 |
ショウジョウバエ | キッチン | ・体長2mm程度 ・黄褐色で赤い目 ・繁殖がスピード早い |
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ノミバエ | 生ゴミ・ペットの排泄物など様々な場所 | ・体長2mm程度 ・黄褐色から黒っぽい色 ・跳ねるように動く |
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チョウバエ | お風呂・洗面所・トイレ | ・体長5mm程度 ・黒色で毛が生えている ・羽がハート型 |
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キノコバエ | 観葉植物の周り | ・体長2mm ・黒~黒褐色 ・やや細長い体型 |
引用:HH-STYLE.COM
コバエはキッチンだけでなく、お風呂や洗面所、リビングなどでも発生します。発生する場所によってコバエの種類が異なり、退治方法も違ってきます。
詳しい退治方法は、「コバエを徹底的に退治する方法」を参考にしてください。
生ごみ処理機を使えばコバエがいなくなる?
コバエの主な原因は生ゴミです。生ごみ処理機を使えば、生ゴミがなくなるため、コバエの予防になり、ゴミ箱や三角コーナーから生ゴミのイヤな臭いもなくなります。
手っ取り早く、より生活を快適にしたい人は生ごみ処理機を検討してみてはいかがでしょうか。
詳しくは、こちらのページ[全機種買って徹底比較!本当に人気でおすすめの生ゴミ処理機【2020年】]で紹介していますので、参考にしてみてください。
4. さいごに
キッチンのコバエを退治する方法と予防対策をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
キッチンを飛び回っているコバエには「めんつゆ&お酢トラップ」か「コバエがホイホイ」がおすすめです。同時に予防対策もを行っていきましょう。
キッチンのコバエ退治には…[めんつゆ&お酢トラップ][コバエがホイホイ]がおすすめです。
コバエがいない清潔で気持ちがいい空間を取り戻すために、今回ご紹介したことを、ぜひ試してみてくださいね。