家庭用の生ゴミ処理機って本当に便利なのか、どんな商品があるのか、気になりますよね。
生ゴミ処理機は良いものを選べばとても便利な商品ですが、簡単に選んでしまっては後で後悔することになってしまうかもしれません。
本ページでは生ゴミ処理機マニアの筆者が、全ての生ゴミ処理機を買い揃え実際に使ってわかったことや、200人の口コミを交えながら下記の流れで紹介していきます。
本ページを読んでいただくことで、生ゴミ処理機選びに役にたつ知識が身につくでしょう。
※本サイトで紹介している商品価格や商品、助成金などの情報は、情報の取得時の物であり実際の情報に相違が出る可能性がありますので、あらかじめご了承ください。情報取得日時は2018年7月時点のものです。
1. 口コミでわかる!家庭用生ゴミ処理機の3つのメリット
生ゴミ処理機は家庭から出る生ゴミに、熱風を当てて乾燥させパリパリの状態にしたり、微生物に分解することで生ゴミの形すら残さない状態にしたりと、キッチン周りの生ゴミに関するあなたの悩みを解決してくれます。
生ごみ処理機を実際に使っている人はどのように感じているのでしょうか?口コミからわかる生ゴミ処理機のメリットについてそれぞれ見ていきましょう。
- ゴミの量が減る
- コバエがいなくなる
- 生ゴミの臭いが改善される
1-1. ゴミの量が減る
家庭から出るゴミの4割は生ゴミとも言われており、生ゴミの大部分は水分なので、生ゴミ処理機で処理することで水分を蒸発させゴミを減らします。
下記は仮定の生ゴミ(野菜や煮物など)を処理後の変化の一例です。
生ゴミの量が減ることでゴミ出しが楽になったり、ゴミ袋が有料の地域ではゴミ袋の節約にもなります。
1-2. コバエがいなくなる
キッチンの三角コーナーにコバエが飛び交うのは嫌ですよね。生ゴミ処理機を使い生ゴミが腐敗する前に処理することで、コバエが集まる前に原因の元から対処できます。
キッチン周りが清潔に保てるので気分もよくなりますね。
下記の写真は実際に生ゴミ処理機で処理した後の写真です。
1-3. 生ごみの臭いが改善される
三角コーナーや、生ゴミを捨てたゴミ箱からはイヤな臭いが出てしまいますよね。生ゴミ処理機で処理することで、生ゴミの臭いから解放されるので満足される人も多いです。
2. 口コミでわかる!生ごみ処理機の3つの注意点
生ゴミ処理機はメリットもありますがメリット以上に下記のような3つのデメリットを大きく感じてしまうと快適に使えなくなってしまうので、注意が必要です。
- 臭いが完全になくなるわけではない
- 音がうるさいものがある
- 洗いものが面倒な場合がある
ではそれぞれの口コミを見ていきましょう。
2-1. 臭いが完全になくなるわけではない
臭いがないと言っている人もいますが、私は思った以上に音と臭いが出ると思いました。温風も気になりますが、小さな洗濯機を部屋に置いている様な感じです。
生ゴミ処理機で処理をしても水分を飛ばしただけだと、臭いが完全になくなるわけではなかったり、臭いが広がってしまうことで不快に感じる人もいます。
臭いについては商品によって程度が大きく異なりますので、臭いに敏感な人は臭いがなるべく出ないものを選ぶといいでしょう。
2-2. 音がうるさいものがある
一番きになったのは、音がうるさいことでした。
音は「やや静かな」洗濯機くらいの音が1時間以上はするので、キッチンに置くなら、ドアを閉めるとか、人離れたところに置くのがおすすめです。あと、少しじゃまになってしまうのでキャスター付きの台に乗せて普段は引っ込んだところに置いて、ゴミ処理の時に引っ張り出して使っています。
特に熱を加えて処理するタイプの生ゴミ処理機に多いのが音です。人によって感じ方が様々ですが、処理に長い時間を要するものもあるので、気になってしまう可能性があります。
音に敏感な人は、なるべく音が出ないものを選ぶと良いでしょう。
2-3. 洗いものが面倒な場合がある
洗いものが面倒、手入れがしにくいというようなものもあります。商品によっては毎回容器を洗わないといけなかったり、洗いにくいものだったり、洗いものがないものもあります。
商品によって手入れは異なるので、少しでも台所の仕事を減らしたい人は、なるべく手間がかからないものを選ぶとよいでしょう。
これまで生ゴミ処理機のメリットとデメリットについて紹介してきましたが、処理方式や商品、当人の感じ方によって口コミは様々です。あなたがどんな問題を解決したいのかもう一度見つめなおしてみてもいいかもしれません。
3. 後悔しない家庭用生ゴミ処理機の選び方
これまで、生ごみ処理機のメリットとデメリットについて紹介してきましたが、生ゴミ処理機は商品によってメリットもデメリットも大きく異なります。
実は、生ゴミ処理機を選ぶ際に気をつけるべきポイントがあります。そのポイントをおさえておかなければ、使っていく中でどうしても不満が出てきてしまう可能性があるので、後悔しない選び方をしましょう。
生ゴミ処理機を選ぶ際に気をつけておくべきポイントは下記の5つです。
比較のポイント | 重視する理由 |
コスト | 生ゴミ処理機は商品によって本体価格は大きく異なるので安いものに目が行きがちですが、電気代も商品によって倍以上開きがあります。毎月かかるものなので長く使うことでトータルのコストは大きく変わってくるので注意が必要です。 |
臭い | バイオ型であれば生ゴミの臭いは改善しても、微生物の臭いがしたり、乾燥型であれば熱を加えることで臭いが広がったり、コゲ臭かったりと商品によって臭いの種類は異なるため、注意が必要です。 |
手間 | 生ゴミを処理する手間、洗い物が増える、処理物の取り出しが面倒など、商品によって面倒な部分に違いがあります。どんな手間があるのか、面倒な点があるのか、あなたの性格や好みによっても選ぶ基準は変わってくるでしょう。 |
音 | 以外と盲点なのが音です。商品によって運転中の音の大きさは大きく異なります。神経質な人はなるべく音の小さいものを選んだほうがいいでしょう。 |
大きさ | 炊飯器サイズのものから小型冷蔵庫ほどの大きいものまで、商品によって大きさは異なります。小さいに越したことはないですが、設置スペースがないということがないように注意が必要です。 |
特に、「臭い」「手間」は使わなくなってしまう大きな理由になるので絶対に抑えておきたいポイントです。
この5つのポイントについて、現在国内で販売されている5つの商品を比較した結果を紹介していきます。
それぞれのポイントについて5つの商品を「おすすめランキング」にしました。それぞれの項目についてのおすすめ度を◎~×で表しています。
商品名 | コスト | 臭い | 手間 | 音 | 大きさ |
おすすめ1位 エコ美人 |
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◎ | ◎ | ◎ | △ |
2位 生ゴミリサイクラー [Amazon] [楽天] |
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◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
3位 パリパリキューブ [Amazon] [楽天] |
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◯ | △ | ◯ | ◯ |
4位 パリパリキューブライト [Amazon] [楽天] |
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△ | △ | △ | ◎ |
5位 バイオクリーン [Amazon] [楽天] |
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△ | △ | △ | × |
生ゴミ処理機の主な要素は「生ごみの臭いの改善」「便利であること」の2つです。この観点で筆者がおすすめできる商品は「エコ美人」の1つだけです。※残念ながらエコ美人は販売が中止されています
3-1. 生ごみ処理機を買うならエコ美人がおすすめ
生ゴミ処理機を選ぶならエコ美人がおすすめな理由は下記の4つです。
- 長く使えば総コストに大差がない
- 臭いが全く出ない
- 手間が一切かからない
- 音が出ない
エコ美人は他の商品よりも圧倒的に優れています。初期コストはかかりますが、電気代を考慮に入れると、数年後には大差はなくなります。生ゴミ処理機はあると便利ですが、臭いや、手間が気になると使わなくなってしまう人も多いです。初期コストさえ問題なければエコ美人を選びましょう。
口コミでわかるエコ美人のメリット
3-2. エコ美人以外を選ぶなら
生ゴミ処理機は長い期間使うものなので、少しでも快適なものを選びたいところです。
筆者が実際に使って、順位が低いものほどデメリットが多いように感じています。もしエコ美人以外を選ぶならあなたがどこまで許容できるのかを考えながら表の上から順番に検討するといいでしょう。
商品 | コスト | メリット | デメリット |
おすすめ1位 エコ美人 |
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2位 生ゴミリサイクラー [Amazon] [楽天] |
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3位 パリパリキューブ [Amazon] [楽天] |
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4位 パリパリキューブライト [Amazon] [楽天] |
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5位 バイオクリーン [Amazon] [楽天] |
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現在、国内で販売されている生ゴミ処理機を比較した結果、値段相応というのが筆者の感想です。
さらに、価格が安いものは壊れやすい傾向にあり、「安いから仕方ないか」と納得できる人以外は絶対に買わない方がいいでしょう。
ちなみに、価格が高くても助成金を使えば半額近い値段で購入できる場合もありますので後ほど紹介します。
現在最もおすすめの生ゴミ処理機
これまでの比較から、最もおすすめは「エコ美人」でしたが、現在は販売が中止されているようです。
そのため、今、購入できる生ゴミ処理機の中では「パナソニックの”生ゴミリサイクラー”」が最もおすすめです。キッチンにも設置可能でコンパクトなサイズです。
これを使うことで、きっと生ゴミのイヤな臭いから解放され、ゴミ出しも軽くなること間違いなしですね。
4. 助成金を使ってお得に手に入れる方法
全国で1741自治体がありますが、約60%の1051の自治体で生ごみ処理機の購入に対して助成金を支給しています。さらに、その中の約90%の自治体で20,000円〜75,000円の助成金を支給しています。下記に助成金を支給している自治体をいくつか例に挙げました。
助成金上限金額 全国自治体から抜粋
地域 | 助成金上限金額 |
奈良県生駒市 | 75,000円 |
東京都府中市 | 50,000円 |
神奈川県鎌倉市 | 40,000円 |
京都府京都市 | 35,000円 |
東京都千代田区 | 30,000円 |
沖縄県那覇市 | 30,000円 |
北海道札幌市 | 20,000円 |
香川県高松市 | 20,000円 |
愛知県名古屋市 | 8,000円 |
大阪府大阪市 | なし |
上記の表のように助成金額の上限が決められている地域が多く、最大で商品代金の半分までを助成すると決められているところが多いです。
実は生ゴミ処理機は価格と品質が比例している傾向にあり、生ゴミ処理機の価格が高ければ高いほど品質の良いものを助成金を使ってお得に手に入れることができます。
下記に商品代金別に助成金額を比較しました。
商品の価格別助成金額の比較
東京都府中市のケース (購入金額の1/2の金額 上限金額50,000円)
- 25,000円の生ごみ処理機・・・12,500円の助成金
- 50,000円の生ごみ処理機・・・25,000円の助成金
- 100,000円の生ごみ処理機・・・50,000円の助成金
このように商品価格が高ければ高いほど、もらえる助成金は多くなります。生ゴミ処理機は長く使うものなので、良いものを買って快適に長く使う方が断然お得です。
助成金の調べ方
助成金の情報はインターネットで検索するとすぐに調べることができます。
助成金の上限や、受給条件など、自治体によって異なります。
「生ごみ処理機 自治体名」で検索すると、助成金を出している地域ではほとんどの場合、自治体の電話番号や助成金の金額などの記載があります。購入を検討している方は詳細を自治体のHPなどをチェックしてみてください。
助成金を確実にもらうために必要なことをさらに詳しく知りたい方は「図解でわかる生ごみ処理機の助成金を確実にもらうための全知識」 こちらを参考にしてください。
5. まとめ
家庭用生ゴミ処理機のメリットやデメリットについて詳しくご紹介してきましたがいかがでしたか?
生ゴミ処理機は良いものを選べば生ゴミのイヤな臭いから解放され、ゴミも減るのでとても快適に使えます。
筆者が唯一おすすめできるのは「エコ美人」だけです。※残念ながらエコ美人は販売が中止されています。助成金が出る地域にお住まいの方は助成金を活用して、最大限お得に生ゴミ処理機を手に入れましょう。
あなたの生ゴミ処理機選びが成功し、生活が快適になることを心から祈っています。
生ごみが一気に減って、ゴミ出しが半分くらいに減りました。
ゴミ出しが重くなくなって、臭くないのでラクチンです。
室内で使用していますが、臭いも音もほとんど気になりません